「明眼の森」での観察を終えて、お昼の弁当を調達して
面白い昆虫がいるということで、天城町の海岸へと向か
いました。石灰岩質の岩礁に囲まれた浜で、サンゴの
かけらをひっくり返すと、約1cmほどの小さな黒っぽい
虫がいます。頭部と胴体は同じほどの幅で四角っぽく、
何ともドンくさくて愛嬌のある体つきをしています。
写真からは判りにくいのですが、前脚がタガメのように
太くて鎌状になっていることからアシブトメミズムシの名
がついています。2匹並べてみると大きさが違い、大き
いほうがメスです。日本では1属1種の珍しい昆虫で、
主に夜動き回り、海岸近くでハマダンゴムシやタマワラ
ジムシなど小さなムシを捕食しているようです。
5年前の今日
【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので省略いたします。すみょうらん。