◆井上陽水と私◆2005年1月1日から2011年12月まで

マルチクリエイター。井上陽水と私。 独身氷河期世代。当時、ペンネームは夏風アザミルク。

異文化雑誌の楽しみ

2007-09-06 18:36:56 | Weblog

雑誌が好きだ。喫茶店で読む、写真の多い雑誌だ。

雑誌には男性、女性、独身、既婚、趣味、地域など様々なターゲット読者がいる。

喫茶店にあるものをすべて読むと、当然、ターゲット対象外の雑誌も多い。それをここでは《異文化雑誌》と呼ぶ。

そんな異文化雑誌を読んだときのミスマッチこそが

《自分の知らない世界を体験する》
という読書の醍醐味なのだ。


例えば、
柴田倫世さんが毎回表紙を飾る「saita」。
30代既婚セレブ女性のファッション誌だ。

私との共通点は30代という年齢だけで、他は正反対だ。

そんな雑誌を読むと同年代の女性の憧れる姿や興味や関心事などが分かる。

柴田さんは言わずもがな大リーガーの奥さんでアメリカ生活中だが、彼女を起用して
「女の幸せ」
を完璧に表現するというのが、この雑誌のコンセプトだ。
子育てをして、オシャレもして、ご近所付き合いもこなして、夫の健康管理にも気を配る。


男には大金を稼ぐパワーが必要だと、読者の暗黙の前提がある。
お金はないけど繊細で優しい…って軟弱男など眼中にない…。

既婚30代女性は、こんな感じなんだろうなって想像する。それが好奇心や他人の生活の覗き見心をくすぐる。

特に面白いのが、saita誌のなかの男性のファッションだ。
写真は愛犬の散歩のときの男性の服を提案したものだ。

既婚30代男性に求める服装が表れている。

オンはスーツとネクタイで、オフはスポーティーといったところだろう。

これから秋服を探すときに参考にしようかな…


といった空想が雑誌読書から広がる。



お金を稼ぐのは真似出来ないが、衣装の雰囲気だけなら真似られる。全く同じ服は高すぎて買えない。雰囲気が似てればOKとしよう。



小さな自分のせめてもの贅沢…

って発想はかなり女性的かも。
読書から実生活にリンクしやすいのが雑誌読書の特徴だ。

いろんな雑誌を読むと老若男女のさまざまな考えがちょっとずつ垣間見れる。

異文化でないはずの雑誌…
野球や格闘技やギャンブルといった趣味の雑誌が《男性的》ならば、私はちょっと外れてる。

そうした趣味は男の闘争心と関係が深く、仕事をバリバリとこなす力の源でもある。


私は、のんびり&平和主義なんだなあと自分のアイデンティティを確認することも出来る。


私が
異文化雑誌読書
をオススメする理由が分かってもらえただろうか。


ぜひ、異文化雑誌読書をお試しあれ。