サーティーシングル

夏休み短歌作りましたあああ。

夏祭り
浴衣美人を
見つけては
口説きもせずに
さみしさつのる



賑やかな
都会の夏に
疲れては
影と二人の
遅い夕暮れ


ゆらゆらと
紫アゲハが
迷い込み
電車のなかに
短い安らぎ


サーティー・シングル夏の短歌でした。

詩・螺旋かつメビウス

詩・螺旋かつメビウス

あいつがうらやましく思えた夜
あいつの幸せがねたましく思えた夜
競走に負けてるような愚痴をいい
坂の下から追いかけてるような弱音をはき

でも違った視点の友が言う
強いだけじゃない友が言う

「全く同じ道を歩く人はいないよね」
「ゴールもコースも人それぞれ」
「競技コースはただのループじゃない」
「コースは螺旋かつメビウス」
歩く人によって変わっていて当然
遅いからって焦っても
寂しいからって求めても
答えは単純じゃないから
安心して

気長に
それぞれの道を
歩こう




友人からの励ましメールの中の一節「螺旋かつメビウス」って言葉が面白かったので、詩に膨らませてみました。


写真は、まっぷるの名古屋ガイドブック。重宝してます。