御立派なことを言ってる私

2011-09-03 10:31:16 | 塾あれこれ
ブログにはできるだけ等身大の自分を
書くつもりなのですが、それでも格好つけちゃうのは
誰が読んでおられるか分からず、発信しっぱなしに
なるからです。

よそいき、になり、自己弁護も増えます。

私をよく知る人は「なに、気どっとんね」失笑してます。

で、気取りついでにおしゃべりを続けます。
(居直りですね)

我が家では例えば中性洗剤、農薬系薬品、化学肥料、などは
極力使わないようにしています。
環境を考えて。

何かしっかりとした信念から始まったように見えるでしょ。

ところが。

30年前の話です。塾に来る小学生に聞かれました。
「センセイ、石鹸を使うほうがよいのですか」

琵琶湖条例ができ、関心が高まっていた時期です。
中性洗剤などをやめ、石鹸を使おう、と。

「そうだね」と言いながら自分はどうかと訊かれないか
どきどきしましたね。

きちんとした生活をしていませんでしたから。
(中性洗剤でびゅーっとゴキブリ退治なんかやってた)


国語の時間その他でも模範的な生活を説く文章が
あります。
それを「教え」なくてはなりません。

環境に負荷を掛けない、
人のためにならぬことはしない、
後の世にツケをまわさない
個人としても良くないことはしない
(~ない、ばかりですね)

ま、とにかく優等生の話を教えなければなりません。

で、常に「あなたはどうなの」という声が聞こえてきます。

生徒に「~であるべし」と言いながら自分はしていないのは
マズイですからねえ。

タバコを止め、石鹸生活にし、化粧品を減らし・・
(男性用化粧品は現在一切使っていませんが
 頭髪など大丈夫、まだ髪はあります)

少しずつですが生活を変えていったわけです。

もともとがダラシナイ見本でしたから
大きくいっぺんには変われません。

いまだに出来ないでいることも多いですけれど。

負うた子に教えられ、ではないですが、
生徒の目が私の先生だった
・・ちょっとカッコつけ?

これからも気がつけば出来ることからチビチビとやろうと
思います。
(こんな自分だからケータイにも染まらずに済んだようです。
日本で生きる分にケータイは不要。)

多くはカミサンにお願いして自分は動かない・・へへ。


8月の電気使用量が分かりました。
前年比18%の削減です。やったー。

8/2~9/1 31日間 345kwh 一日平均 11.1kwh

前年同月 30日間 408kwh 一日平均 13.6kwh

今年は塾の時間帯を変更するなど皆さまにも大きな
ご協力をいただきました。
お蔭さまでかなり削減できました。
(塾以外の自宅部分でもガムバリましたよ。。。)

あと少し頑張れば1年間で4000kwhを切れそうです。
なかなか実現出来なかったのですが。

9/1は特異日

2011-09-02 11:40:24 | 塾あれこれ
11/3が晴れの特異日だそうですね。
尾道のべっちゃーが降られて困った記憶が
ありません。


私には天気じゃないけれど特異日があります。

9/1が散髪の特異日。

夏の間にぐちゃぐちゃになった髪をスッキリと
させる日です。
ただ短くしてもらうだけですが気持ちがよい。

我慢できなくなるのが9/1なのですね。

昨日は台風の影響で晴れて日差しが暑いのに
突然大粒の降雨がある妙な天気でした。

宮島街道を車がびゅんびゅん飛ばしてゆく横を
蒸し暑いのにとぼとぼと散髪屋へ歩くのは
なんだか情けない。

自分は信念で車を持たないのだけれど
それでもなお「負けている」感じがしますね。

大粒の汗をかいて店に着くと、ひま~っという
空気が澱んでいました。

当たり前だよね。
こんな天気の昼下がりに来る客はヘン。
汚ったないお札でも出しそうじゃありませんか。

まあ、無事さっぱりとして頂きました。


特異日でもないのですが、我慢していた腰も
診てもらいました。
(散髪屋じゃないですよ)

「背骨のすぐ横んとこ、ここ、カッチカチですね。」
 いつも行くとこなのに、感心されちゃった。

『花笠道中』から空洞化へ

2011-09-01 10:35:10 | 塾あれこれ
『花笠道中』ご存知ですか?
そうです、美空ひばりの
♪これこれ石の地蔵さん、で始まるあの歌。

私が少年のころ流行りました(古いね~)

調べると昭和33年だそうで、私9才、
もう、物悲しさが分かり始めたころです。

いえね、これはただの話のマクラです。
今日は『花笠道中』はこっちへ置いといて・・

同じころに尾道で初めてスーパーが出来たように
記憶しています。
「なんだかハイカラで安いお店らしー」

大都会の流れが地方都市にも及んできたのでしょう。
早いといえば早いですね。
日本では昭和20年代後半からスーパーが出来始めた
ようですから、尾道まで5~6年ですか。

しかし多くの日本人はこれが小売業で現在のように
大きな役目を果し、従来の個人営業店を圧迫するとは
思ってもいなかったでしょう。

何しろ
♪ぽっかり浮かんだ白い雲・・・
 愛し殿御の心のうちを、雲にお聞きと・・
こんな歌詞がフィットする時代でした。

東京オリンピックの6年前、
今上天皇が皇太子で、ご成婚が翌34年です。
パレードを見ようと全国でTVが売れたのは有名ですね。

日本が経済発展をしてゆくとともにアメリカ式の
資本にモノをいわせる小売業が力を得てゆきます。

価格がイノチなのですね。
安ければ遠くへ買い物に行く、これが賢いと喧伝された
のを記憶しています。

本当は資本主義には別の形態もありえたはずですが
アメリカ風なそればかりが力を得ました。
米国化する戦後の日本を象徴していますね。

少し高くても町内のお店で買う、これが地域を支える
ことなのに、自分で足元を崩したのです。

ついには小さな店が駆逐されちゃって地方都市では
シャッターが降りたまま地域社会が崩壊してしまった。

アメリカ文化に染まっちゃったのは、団塊世代と
その親の世代(!)の責任が重大です。
戦後教育に責任を押しつけてはいけません。

小売業からの社会崩壊が変容し、今、会社発の崩壊が
起きはじめてています。
製造業やサービス業などなど。

更なる列島沈下を団塊の世代は見届けるハメに
なっているようですね。

資本規模や販売価格が会社のイノチとして
ボーダレスが当たり前になり、人も会社もどんどんと
移動してゆきます。
日本に居る必要がなければ出てゆくだけ。

国境や日本語、日本文化が守ってくれる時代では
ありません。

やむをえない事かもしれませんが、駅前シャッター通りを
拡大再生産してどうなるのでしょう。

逃げてゆく会社も本当にそれでよいのか。
日本に住む人は幸せが増すのか。

MADE IN JAPAN のお蔭で会社が強くなったのですが
それには、頭脳・知識・経験・倫理などが集約した
空間があったからです。
また、これからも緻密な空間は必要であるハズです。

ボーダレスで海外に出てそれが保証できるでしょうか。

IT化が進めば時空は乗り越えられる・・・ホント?

フェイスブックでお友達になってどこまで信用できます?
ネット会議より井戸端会議が有効なこともあるのです。

今後、人や会社の流出は続くでしょう。
失敗するおそれも強いと思います。
そのとき戻ってくる日本が集積回路のごとき長所を凝縮した
社会を維持できているかどうかがその後を左右します。

結局、人材育成にかかってきますね。(我田引水か・・)

成熟社会の子は勉強しないですから大変です。

してもらわねばならないのですが量を増やして詰め込むだけ
しかノウがないなら、途上国の連中には勝てません。

西欧型の授業(未だに日本はそれを目指していますが)では
西洋人に勝てません。
人の土俵に上がってはいけないのです。

では、日本古来の歴史的試練を経てきた教育法は?
今の学校に通う生徒にフィットさせるには?

・・・

『花笠道中』の♪流れて消える白い雲
どこかさびしいのは半世紀前の予言なのでしょうか。

それでもあのころは明るかったですね。
厳しくて、しかし見通しがあって、淋しさを知った明るさ。

今は甘ったるい明るさ、国家の運営にいつ地震が襲うか。
いつか分からないというだけで放っておく無責任。