DAYS:放射能、どう測る

2011-09-26 10:23:19 | 塾あれこれ
DAYS10月号。
遅い紹介になりましたが今月も興味深い。

特集は『「放射能」どう測る?』

まず4頁にわたって、測定器を買い求めた一般の人の
使用状況などのアンケートが並びます。

24名が載っていますが、製造会社や値段から
実際の測定状況までさまざまな声が寄せられています。

次に測定に関する専門家の話が6頁。
勉強になります。

広島にいると東日本のような切迫感がうすく
ともすればノンビリしてしまうので大切な情報です。

(ガチガチの~派で余裕がない人も多そうです。
 少なくとも、自分の考えに正反対の人とでも
 一定の話ができるという人が少ない・・両派とも。
 利益ばっかりであったり、自己中であったり。
地域エゴの妙な地方政治状況が渦巻いていたり)


他には下町工場の写真と記事。

結局は何ができるか、技術力の有無が生き残りを
左右するようで、そこは塾も似ているなあと思います。
よくいわれる平凡な結論だから逆に真実でしょうね。

ただし「良い仕事をしてさえいれば何とかなる」も間違い。


短期連載として『チェルノブイリの謎の雨』

チェルノブイリの原発事故の後にソ連お得意の人口雨で
放射能汚染をコントロールしようとした疑いがあります。

ソ連の中枢に放射能汚染が広がらないようにその手前で
雨を降らせ、汚染物質を一緒に地上へ落としたのです。
おかげでモスクワへは汚染は広がらなかったが
放射能を落とされた地域はどうなったか。

突っ込んだ取材ですね。

共産党政権は技術を悪用したようですが、今回の福島と
比べて、対策を用意してあったことが印象的です。
(軍事技術とはいえね)

さて、日本はどうであったか。

すべてを「安全神話」におしつけて御仕舞ですか?


他にもいくつもの写真や記事が心をうちますが
百年前のアメリカ・インディアンの写真が二葉、これは
素晴らしいですね。
八木清さんの引くレヴィ・ストロースの言葉と合わせると
より感動が深まります。

わずか百年前のことなんですがねえ。
(祖父幸兵衛の青年時代位いです。百年ってついこの前)


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