えこひいきの話

2012-10-16 07:21:39 | 塾あれこれ
「ひいき」「えこひいき」については過去2度、当ブログに書きました。

2010 10/30と 2011 5/7です。

私は学校の先生のような「全ての子供が等しく可愛い」
という(神様的な仕事)ができません。
進学塾に進めていたときは、一応笑いには包んだつもりで
「エコヒイキで何が悪いんじゃ、ゆーてみい」と。

・・偏った講師でした。

学校の先生と同じことを要求していた生徒さん達には
悪いことをしてしまった、という思いもあります。

せっかく学校で立派な先生によって(あるべき教育)を
受けていたのに塾には「現実的な」講師がいたんですから。

学校の先生からご覧になっても迷惑な話ですね。

もちろん私のような極端な人間は少ないので
塾でも「学校モード」の方は大勢いらっしゃるハズです。
塾の先生がお読みでしたらお笑いください。


なぜこんな話か、と言うと先日のラジオで、とある俳優さんが
映画の経験が浅いころ、監督がひどくシゴキ、主演の
女優さんには文句一つ言わない、そこで「カントク、ひいき
じゃないですか」と注文を付けたつもりのところ
「バカヤロ、上手い人間にはそれでよいのだ」
・・・これが現実ですよね。


そうです!学校でエコヒイキしないのと監督の話とは
頼って立つ所が違います。
ですからジツは両方とも正しい。
あい反することではなく、世界が違うのです。

勉強ができたり、できなかったり、走って速いのや遅いの
現実には個人差は限りなく大きいのですが、なぜ平等か?

そんなことは改めて書くまでもなく、人間はいろいろ
一人はオンリー・ワンの存在だからです。
だから学校の先生はそれを信じて「ヒイキはしない」

信じてればいつかオンリーワンの「自己実現」ができるのです。

・・こんな私ですら、そう思います。

ただそのこととオリンピックで競争することとは世界が違う
もちろん、どちらがよいという話でもありません。
違う種類の話というだけです。


私にはとある理由があって、いまだにその解決がつかず、
引きずっています。
塾を辞めようという現在ですら悟りを得られない、情けなさ・・・

「自己実現できるっていうけどヨ、ホントに皆ができるのかい?」

「もし先生のいうことを聞いて頑張って、あげく自己実現とやらが
 出来なかったら、責任、どーする?」

「出来もしねーことを前提にした教育って詐欺っぽくないかい?」

結論が分からない、或は証明できない、これが「もう塾やめた」の
一番の理由なのです。

人間だれしも将来が見えないから生きていられます。
そこに自己実現の(人によれば)幻がかぶさります。
未来は平等・・

はたしてそうか、が私の疑問なのです。

「よくそれで金がもらえるね」
ん~その通りなんですが受験請負の部分で何とか・・なりません?


個別授業であればエコヒイキは基本的にありえませんが
私という一個のオッサンが(びびっとくる)子は
「きっと自己実現できる」と思いこめますね。

受験勉強とのカネアイはありますけれどそれは塾の仕事。

どこかでヒイキにつながると困るので「お前は良し」と
顔には出さないつもりでいますが、実際はどうなんでしょ?


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