小渕が良かったか

2011-09-05 10:29:51 | 塾あれこれ
野田と小渕が似ているという話があるそうです。
ん~、そうなのかなあ。
まあ、これからの推移によりますからね。

小渕は減税、野田は増税、これだけでも違うけれど。


そもそも「小渕は良かったのか」

早く死ぬと評価が上がるのは日本人の悪い癖で
夭折、早世、をむやみと振り回すのは好みません。
ただの(die young)

その死を惜しむことと、評価を二階級特進させることは
別の話なのです。

で、小渕首相はどうだったか。

曲がり角だった日本を思いきった手術で生き延びさせたと
評価されていますね。
景気は持ち直しました。

しかし後遺症がたくさん残るオペだったようです。

ジャブジャブと金を投入し(薬の過剰投与)
借金を膨らませてしまったのです。
小渕だけではありませんがね。

今の日本は国家財政の赤字につぶれかけていますが
小渕のところで安易にカジを切ったのが敗因。
あの時点ですでに大変だったのです。

小渕のおかげもあり目先の経済は浮上しましたが
サラ金に手をつけたようなもので、ぶよぶよの肥満を
招いてしまったのです。
健全な体力回復ではありませんでした。

「あんときはやむを得なかった」のでしょうか?
その後どうするか方策は無かったのではないでしょうか?

「思いきった」とは「無謀」と背中合わせの言葉
そのうち何とかなる、は旧日本軍の発想ですよ。


野田首相が小澤の影響を遠ざけつつ、自らの政策を貫く
ことができれば、小渕とは違うハズです。

けれども安易な増税はリハビリ中の体に重労働をさせる
ようなもので、元も子もなくなります。

どのような将来像を描けるか。
納得できる仕組みを作れるか。
情報を公にできるか。

いずれにしろ増税は堪りません。
形だけの弱者救済を言うのではなく、中間層をどうするか
そして団塊世代の中での格差も見つめられるか。

世界中から押し寄せそうな物価高は、円高が食い止めて
いるのです。
どんどんと円安になればよいという話はありえません。
為替は風向きが変わると一気・・

増税+物価高の恐れが強い中での年金生活はきついね。

カビが生えたような古臭い昔の自民党的スローガン
「景気をよくし企業に収益があがると、いずれ国民に回る」
(=実はどうしたらよいか良く分からない、問題先送り)

これを唱えるしか能がないとすると、「仕方がないから
期待しておくしかないだろう」という現在の内閣支持率は
急降下します。

先手必勝。
緊急課題である円高を一定程度戻せますか?
組閣したばかりだとは言えないはずですよね。
具体策を早く!


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