口直し

2018-06-18 20:03:11 | 塾あれこれ
TVの料理番組、一シーンでした。

アラカンのお笑いタレントと40過ぎの料理人が
登場しておいででした。

こんな処にもヘンな日本語が出てくるのです。
若い人のことばかりは言えないようですね。


メインの肉料理にワンプレートで野菜サラダを添えます。

「メインはお皿のここにのせます。
 あと、口直しに野菜サラダです。」

驚きました。
(口直し)はねーだろぅよ、おじさん。

「直す」とは(悪い→良い)という場合に使います。
ご自分の料理がまずいので、口直し!!?

一緒に見ていたカミサンが
「今の若い人は良い場合でも使うらしい・・」

「正しい日本語じゃ、ねー」

「言葉って変わるものヨ」

ここで言語の必須条件である保守性についての講義をしても
嫌われるばかりでしょうから
(犬は昔からイヌと言って居るから通じてきたのです)
「はいはい」・・で終了しました。


しかし、なぜ「付け合わせ」って言わなかったのでしょう?
簡単な日本語なのに。

なぜTV局は妙な日本語を垂れ流すのでしょう。
簡単な編集で済むのに。


思うに、言って嫌われるのを恐れたジジババが見逃してきたのか
あるいはその連中から日本語が壊れてきているのか