居酒屋ふじ

2017-11-09 16:35:54 | 見る
TVドラマ『居酒屋ふじ』
以前にも触れましたが広島では現在放送中です。深夜。

万人受けはしないと思いますが
私などこのドラマの昭和の雰囲気が懐かしく
たった30分ですが、味わいつくそうという気分。


主人公の田舎に住む母親から荷物が届きます。

ダンボールにあれこれ詰め込んで。
みな郷里を懐かしむ物ばかりのようです。

古里からの便り、母心。


私も就職して東京の独身寮に住む頃
広島の母からダンボールが届きました。

菓子や酒の肴、キャベツまで。

何だか照れてしまいましたね。

とても嫌なガキでしたからさっそく電話
「ん、届いた。もう送らんでもエエけ。
 要りゃあ何んぼでも買うわ」

今なら電話の相手の心も少し分かります。
さぞ哀しんだことでしょうね。

以降、送ってはこないのは当然でしょう。

ただ、だからといって「クソがき」などとは
思っていなかった様子です。

駄目な息子。それなりに可愛い。
というより心配だったのか。

この関係、母が亡くなるまで続いていたようです。
有り難いことでした。