葡萄畠

2017-08-22 15:50:37 | 塾あれこれ
サラリーマンになって間もないころ、
私も人並みの人間でした。

会社の若い人たちとの付き合いも普通に
当時は皆で海水浴、なんてのもあったようです。
ボーリング大会とか、山歩きとか。

中で一人が
「自分の親戚が山梨でブドウを育てている。
 一緒に行ってみませんか」
十人近くで行ったように記憶しています。

葡萄棚の下、心地よい風が通ります。
土はとても柔らかいし陽の光も程良いのです。

こんな畠を作るのは大変だ、と感心しました。

畠の持ち主が「大変なんだよ。でも楽しくもある」
などと言いながら葡萄を食べさせてくれます。

美味し。

皆で感動しているとオジさんのテンションもあがります。

「このブドウでね、ワインを作るんだ。
 美味いよぉ」

秘蔵の宝物を飲ませてくれました。

ンとに美味いものでしたね。

「今のが去年のだ、こちらはその前・・」

大変に盛りあがっていると、奥さんが出てこられ
「あんた、無くなっちゃうよ」