行儀

2015-04-09 14:28:59 | 塾あれこれ
ひと様のことは言えません。
煮た里芋を突き刺したり、私の箸遣など行儀もひどい。

私の年代から、食事の行儀がなっていないとか。
そうかもしれません。


子供の頃を思い出すと
①歩いたりしながら、外で食べることをしない
②直箸は避ける
なんてことがあの頃はしっかりと生きていましたが、
今ではほぼ消えてしまいましたね。

仏流なんだか知れませんが道端のテーブルで物を食う
なんて私は落ち着きません。
ピクニックみたいなのも苦手ですね。

他人がいる空間では物を食わないのが正しい行儀ですが
大きな食堂ではそうもいきません。

大きな力で文化が変えられてしまったようです。


江戸時代に長崎を通じて、大皿に料理を盛るということが
流行るようになったそうです。
それが、保守派にはとても下品だったようです。

その大皿文化にしても、取り皿と取り分け箸とは存在しました。
大皿から直接自分の箸で食べる、なんてことはありえません。

ただこれも現在は(絶滅危惧)になっているようで。

それどころか、自分の箸やスプンを他人の食器に突っ込んで
平気なようです。

アイスクリームなんかでも、「それ、ひとくち頂戴」なんてね。
まあ許されるのは家族間だけだと思うのですが。


知人から聞いた話ですと、中国人のマナーはすさまじく
バイキングの取り分けトングやスプンで直接喰うのがいるそうで
もちろん後はまた料理に突っ込んで平気な顔とか。

取り皿を使わなくなった日本人も将来ああなるのかな?
こちらのマナーも劣化していますからねえ。


とある飲料水のCMだったか、若い女の子が調理のトングと
おぼしきもので、直接食べています。
味見をしているところなのでしょうか。

木杓子も大口を開いて咥えています。

瞬間、上記の中国人の話を思い出しました。
とても下品、かつ不衛生です。

いろんなところで日本の中国化が進んでいるようですね。
外食なんか、ヤバクなってきているのかなあ。

『折々のことば』4/9

2015-04-09 10:23:47 | 「折々」読んで
間違えていたかもしれません。
偉い先生の連載が始まったと思っていたのですが
どうもスカかもしれないですね。
噛みつき甲斐もなくなってきたようで。


『口下手な行員のほうが成績がいいんです』
              旧知の銀行員

続けて、鷲田さんの言葉で「能弁より口下手がいい。
・・・ひとは話を聴く話し方、そう、口ごもりをこそ
聴いている。」とあります。

これまた平凡な。
こんな陳腐な話を続けていると大あくびされまっせ。

それともこの先生、読者を見くびっておられるのか。

仰っていることに間違いはないのですが、不十分。
喋りの上手下手に現れるけれども、本当に大切なのは人柄。

(営業は人で売る)

いかにも人づきあいが良さそうな印象の人間よりも
朴訥な、嘘などつかない人間を信じるのが普通だからです。

私がサラリーマンになりたてのころに社内で教わりました。

中小企業でも、常識だった話で、たぶん人類の歴史の始まり
あたりから存在していた真理ではないでしょうかね。

それを偉い先生は出入りの銀行員に聞かされて感心したのか?
自分の学生にも上から教えを垂れているのでしょうね。
そんなやつ、大っ嫌い。