尾道で美味、と一般に言われているもの
ラーメン=朱華園、蒲鉾=桂馬、瀬戸内料理=青柳、など
他にもいくつもあると思います。
私はこれらが分からない。
「不味い」とまでは言いませんが
再び食す気にはなれないのです。
「名物に旨いものなし」なのかなあ。
○
赤い色を指してみんなが「赤い」と言います。
けれど同じ言葉を使っているだけで、
頭の中で見えている色は、はたして同じと言えるか?
脳を調べて「同じ波だ」といっても問題は解決しません。
同様に「美味い」と言っても何をどう感じているのか
他人さまには分かりませんね。
その上、味覚には文化が大きく関わります。
日本人でも戦後すぐチーズを食べられませんでした。
「あんな臭い、石鹸みたい味がする・・」
反対に外国人が味噌汁とか納豆が苦手らしいですね。
関西人は関東のウドンが食べられなかった、
私が若いころの話です。
さほどにばらばらですから、朱華園が美味い人も
おられるハズで、私とは好き嫌いが違うだけ、かも。
○
桂馬の蒲鉾、テンプラは好みません。
一度ブログに書いたと思いますが、私が幼いころ
瀬戸内の魚がどんどん獲れなくなり、桂馬の蒲鉾が
薄っぺらいものに変わりました。
追いかけるようにして、味が落ちた。
魚の味が減り、混ぜものが増え、甘味料で誤魔化し
繋ぎも増え、歯ごたえがなくなりました。
店の回りは、どこか安っぽい油の匂いで満ちています。
桂馬としても生き残りを掛けたのでしょう。
他人がとやこう言う権利はないのかもしれません。
しかしお蔭で瀬戸内の味が一つ消えました。
そして、その不味いものが尾道の伝統食品として
売られています。
これを美味いと思わされている人も増えているでしょう。
日本のあちこちでもこういうことが多いのではないか。
売れる商品の傾向が変わると、お店も迎合します。
不味い味が拡散する・・
昔ながらの本当に美味い味がなくなるのです。
○
小さな店を見つけました。
ヒラ天などを少しだけ売っておられます。
愛想のよいオバチャン(お婆ちゃん?)が店番。
大体の商品が一つ90円!!!
小ぶりとはいえ、安いじゃありませんか。
店の中は清潔、簡潔。
何より蒲鉾臭くない、近頃これは珍しい。
帰宅しさっそく戴きました。
「美味い!」
懐かしい本物の味です。
しっかりとした歯ごたえ、滲む鮮度の良さ、
油臭くなく、もちろん甘味料の甘さはありません。
まだ、こんな店が生き残っていたとは。
地元の人の秘密のお店でしょう。
私も、場所、名前、その他申し上げません。
教えてたまるか。
ラーメン=朱華園、蒲鉾=桂馬、瀬戸内料理=青柳、など
他にもいくつもあると思います。
私はこれらが分からない。
「不味い」とまでは言いませんが
再び食す気にはなれないのです。
「名物に旨いものなし」なのかなあ。
○
赤い色を指してみんなが「赤い」と言います。
けれど同じ言葉を使っているだけで、
頭の中で見えている色は、はたして同じと言えるか?
脳を調べて「同じ波だ」といっても問題は解決しません。
同様に「美味い」と言っても何をどう感じているのか
他人さまには分かりませんね。
その上、味覚には文化が大きく関わります。
日本人でも戦後すぐチーズを食べられませんでした。
「あんな臭い、石鹸みたい味がする・・」
反対に外国人が味噌汁とか納豆が苦手らしいですね。
関西人は関東のウドンが食べられなかった、
私が若いころの話です。
さほどにばらばらですから、朱華園が美味い人も
おられるハズで、私とは好き嫌いが違うだけ、かも。
○
桂馬の蒲鉾、テンプラは好みません。
一度ブログに書いたと思いますが、私が幼いころ
瀬戸内の魚がどんどん獲れなくなり、桂馬の蒲鉾が
薄っぺらいものに変わりました。
追いかけるようにして、味が落ちた。
魚の味が減り、混ぜものが増え、甘味料で誤魔化し
繋ぎも増え、歯ごたえがなくなりました。
店の回りは、どこか安っぽい油の匂いで満ちています。
桂馬としても生き残りを掛けたのでしょう。
他人がとやこう言う権利はないのかもしれません。
しかしお蔭で瀬戸内の味が一つ消えました。
そして、その不味いものが尾道の伝統食品として
売られています。
これを美味いと思わされている人も増えているでしょう。
日本のあちこちでもこういうことが多いのではないか。
売れる商品の傾向が変わると、お店も迎合します。
不味い味が拡散する・・
昔ながらの本当に美味い味がなくなるのです。
○
小さな店を見つけました。
ヒラ天などを少しだけ売っておられます。
愛想のよいオバチャン(お婆ちゃん?)が店番。
大体の商品が一つ90円!!!
小ぶりとはいえ、安いじゃありませんか。
店の中は清潔、簡潔。
何より蒲鉾臭くない、近頃これは珍しい。
帰宅しさっそく戴きました。
「美味い!」
懐かしい本物の味です。
しっかりとした歯ごたえ、滲む鮮度の良さ、
油臭くなく、もちろん甘味料の甘さはありません。
まだ、こんな店が生き残っていたとは。
地元の人の秘密のお店でしょう。
私も、場所、名前、その他申し上げません。
教えてたまるか。