ガラス作家・村松学

2010-06-12 09:50:31 | 塾あれこれ
会場で少し立ち話をしました。

「今年は少しカラフルになってこられましたか?」
「そうですね。自分の師匠には形を大切にしろと
 言われます。
 もちろんそれを守っていきますが、
 もともと色は好きなのです」

「形はキリがなく難しいものでしょう?」
「ええ。
 それに、いくらデザインをきちんとしても
 使うガラスの性質にもよるのです。
 決めておいたデザイン通りにあてはめて作ろうとしても
 良いものにはならないところがあります。
 言うことを聞いてくれないのですね。」

ガラスと対話をされながらの仕事なのですね。

体力の限界への挑戦でもあるので大変だと思います。

なお上記は今私が思い出して書いていますので
村松さんのおっしゃった通りではないかもしれません。
大丈夫とは思うのですが、間違ってたらスミマセン。


当たり前の話ですが、大量生産品と工芸品とでは
使い心地がまったく違いますよね。

日々、使いやすく、手にも唇にも優しい。
美しさに飽きがこない。

シンプルに生きることへの憧れを満たしてくれる
村松さんの作品です。

その上、品質に比べてお値段が安い。

とはいえ私では無理してもお恥ずかしい買い物しか
できないのですが。
こんなときにはリッチになりたくなりますねえ。


彼に無許可でブログに書き、写真を載せていますが
「もっと上手に撮ってくれ」とお叱りをうけるか?

色遣いが少し増えてこられたのは、ご自分の世界が
自由になられてきつつあるのでしょうか。
私ごときが勝手な推測をするのも失礼ですが。

これからが更に期待できそうです。

(有名になって、我らでは手も足も出なくなったりして)


『アメトーーク』で(人見知り芸人)や(気にしすぎ芸人)
を特集されていますが、我ながら彼らと同じ性格です。

そんな、引っ込み思案の私でも、なぜか村松さんとは
お話が出来るのです。

彼の人柄でしょう。

その、気さくで気取らない、人にやさしい空気が
作品にそのまま表れています。

こんな仕事が出来る人が、うらやましい。。。