ザ・コーヴ大丈夫?

2010-03-12 11:13:12 | 塾あれこれ
見ないで悪口いうのもナンですが、怪しいねえ。

現在、国内で報道されているところによると
見る価値はなさそうです。

扇情的なもうけ主義映画らしくレイシズムの臭いもします。

監督が「自分の目で映画を見てから注文しろ」という趣旨の
ことを言われたとか。
(ハハア、それか)

見世物で呼び込む口上とそっくりですね。これは怪しい。
真剣に問題に取り組むドキュメンタリーとは思えません。

そうしてそこがもっとも問題なので
ドキュメンタリーという手法の破壊なのです。
近年、アメリカを中心にドキュメンタリーを娯楽にし
金をもうけることが流行っていますが、ついにここまで、
という感が強くします。

問題提起に名を借りた悪質な商業主義が入り込めば
メディアの手法としてのドキュメンタリーに信頼がおけなく
なってしまいます。

アメリカ的なもののうち私が最も嫌うところですね。

儲けたら勝ち、騒いだら勝ち。

よって、見る必要はない、と。

(もし、シーシェパードが映画を作ったとして、
 それを見ます?
 手法が怪しいものは内容にも信頼が持てません。
 耳を傾けるわけにいきません。
 ・・捕鯨そのものが良いか悪いか、判断がつかない
   私なのでありますけれども)

映画手法の一つ一つはすでに批判がなされているようですし
見ていないので言及しませんが、かなりヒドイようです。

欧米にむけてはそんなことはしないだろうと思われ
人種差別の臭いがすると思うわけです。

映画の監督が日本のマスメディアに登場し自分の主張を
されていますがいずれも正面から答えていません。

それで通用すると思っているらしきところにも
差別感が覗きますね。
見下しています。


世界的に右傾化が進んでいるようです。
いたずらに対立をあおることはよろしくありません。

人間の心に隠れた差別感をくすぐり、それで金儲けという
最悪な映画、であるからこそアメリカ人に受けるのでしょう。

GMがトヨタに負けたのは、何か卑怯な手を使ったからだ。
どうも日本人は信用できない・・
そうか彼らの伝統とはこういうことか、ってね。


この映画は悪質な「挑発」です。
アメリカお得意の。

それに載っては危険ですね。

しかし言うべきことは言わねばなりません。

アメリカ兵の「伝統」である犯罪を思い出し基地問題を
考えるよい機会でもあると思います。

まさか、日米同盟が大切だから騒ぐな、なんて日本人が
いると思いませんが、世界に向けた情報発信も必要だと
強調したいですね。


いそいで付け加えますが、日米同盟は守らねばなりません。
ただ、言うべきことは言わないと、ね。