『地震予知はウソだらけ』

2009-08-24 13:56:03 | 本の話
たかじんのそこまで言って委員会、に東大の
ロバートゲラーさんを呼んで地震予知は可能か
と何度も聞いています。

ゲラーさんが「できません」
たかじんがずっこけてみせます。

ご覧になられた方は忘れられないあのキャラですから
面白おかしく軽く軽くというTVにはピッタリなので
しょうが、スタジオに呼びつけて道化のように扱い
皆で笑っている番組作りに後味の悪さを感じます。

最近は番組の視聴率も上がっているようですね。
内容が薄まると毒が減って視聴率があがるようです。

ショーとしてワーワーと討論もどきをやってみせる事は
ありますが、全体に以前の緊張感がありません。
つっこんだ意見や見方が披露される事もありません。

パネラーの様子を見ていれば弛緩した空気が分ります。

「放送できない」発言をピーで隠す回数をある程度だけ
流しておけば、突っ込んだ番組つくりをしている風に
見えるのでしょうね。

んとに面白くなくなっちゃった。


いや辛坊氏の悪口を書くつもりではありませんでした。

先の佐野眞一の続きで地震の本を読んでみました。
地震関係と言うことでね。

ゲラーさんも言われるように地震予知は現在のところ
できる見込みはないようです。

ゆれが来るぞ、というのも実際には役にたたない
ようです。

島村英紀著『「地震予知」はウソだらけ』講談社文庫

これはよい意味で(読んではいけない本)です。
読まなければ安心しておられたのに・・
こんなにひどい現実か、と驚きます。

佐野眞一が指摘している内容が、一つの学問分野から
見る世界とぴったり重なるのです。

劣化というよりシロアリでボロボロというほうが
イメージとしては正確な「学問の世界」ですね。

学者はもちろん、官僚も政治家もひどい。
ということは国民が劣化しているということですが。

地震予知の世界がよく分り、またモノの考え方も
勉強になる本です。

一部に意見が突出し、政治的なバイアスがかかってるか
と疑うところがありますが、そこは読者が判断すれば
よいことでしょう。

大きな問題であるだけに必読書ともいえます。

もっとも、この本のおかげで著者は各方面から睨まれ
「国策捜査」と妙な裁判でひどい目にあったようです。

そういう意味でもよい子は(読んではいけない)