風呂敷（７５１） 2024 如月

風呂敷（７５１）　2024　如月　　　23-03作成


ほどほどいいお天気に恵まれた2月の三連休です。
皆さまいかがお過ごしですか？
我が家は家の半径100メートル圏内から出ませんでした。
連休は　現役世代のお出かけ優先。
ジジババ動きません。


主人の田舎からお正月用にと
お餅やブロッコリーやヤマトイモ等々。
あれやこれや、色々送ってもらいました。
その中に長ネギ専用の段ボール。
中にはビニールにくるまれた泥ねぎが4パック！
いくらなんでも　我が家では使い切れない！どうしよう！


近所に配りましたが　近所だって大体が二人住まいの老夫婦。
泥ねぎ １パックなんて　そうそう使い切れない。
こまったなぁ。

そんな時　スーパーで久しぶりに会った近所の人がいました。
久しぶりね～元気だった？とおしゃべり30分余。
別れ際に
「そうだ、長ネギたくさんあるけど使わない？」
「え・・？あぁ・・。」
家に帰ってすぐ１パック持って　彼女の家の玄関横に置いておきました。

それから1週間後。
ピンポーンで出てみるとくだんの彼女が。
「おネギたくさんありがとう。」
というわけで　中村屋の肉まん5個入りをくださいました。
「お返しなんだろうけどちょっと多いんじゃない？
リンゴ2個ぐらいでいいんじゃないのぉ？」

主人に話しながら翌朝　肉まんを朝食にしました。
また1週間後に、ピンポーン。
でてみるとまた　彼女。
今度はイチゴのパックをくださいました？？

また1週間後、ピンポーン。
でてみるとまた　彼女。
今度はポンカンの5個入りパック？？
ネギのおすそわけくらいで多すぎやしませんか？

年を取ると　ふと思い出し　お返しはすでに終っているのに
なんかしてあげようと動き出す事が多くなるような？？。

主人の実家のお義姉さんがそのクチです。
娘が結婚した時　主人の親戚間では慶事法事は一律10万と決まっていました。
娘の結婚の時も　10万頂いたのですが　
2，3年して　娘にいきなり5万送って来たそうで。
「あの時、お祝いはもう、頂いたんですが。」
「え？でも少なかったから・」
「・・・？？」

こんな感じでお米も新米の時に20キロ。
正月の時に　たくさんの野菜やお餅と共にまた、40キロ？

そりゃ確かに　我々の結婚以来50年以上
毎年お中元とお歳暮を贈って来たけど、こんなにしてもらうような
事ではないと思う。
4人兄弟のうち主人だけが東京に出て、ほかの3人は地元に残っているから
兄弟間でお中元お歳暮のやり取りはない。

そんな中　東京在住の主人だけが季節になると送って来るから、
インパクト強いんでしょうかね？？

年を取ると、人にして貰った事が
嬉しい記憶として脳にとどまり　ふとした時に
なんかお返ししようって事になるのかな？
前述の彼女も　実家のお義姉さんもそうなのかなぁ？

これを書いている最中　ピンポーン？
「いつも色々頂いてすいませんね。これ少しですが召し上がって？」
ご近所からカンペイという珍しいミカンを頂きました。
夏ミカンのような外観で中身は非常に甘い。
彼女の親戚が岡山？香川？で作っているそうで。
美味しかったので後日ネット通販で買い求めたのですが
これが失敗。甘くなかった。すっぱかった。
彼女の親戚が自家用に作っているものが特別に甘かったのかもね。
まさしくお待ちかね・・で美味しく頂きました。
スーパーで売っているんでしょうが　今まで目に入らなかったのです。

こうやってご近所やり取りしていると、
知らなかった名物に出会える事が多い。
カキ海苔というのもそれだった。
小鬢なのにめちゃお高いマヌカハニーもおいしかった。
たくさんでなくていい。
ちょっとの何気ないお返しで　
珍しい品に出会えるのが嬉しい近所付き合いのババです。