シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

1300年のお寺

2008-09-14 | お出かけ

息子は部活、娘はバイト。なので、私の「山に!川に!出かけたい病」を癒すために、今日はやむなく近場に出かけようと思っていた。昔から何度も行っていた辺りで、と考えながらも「何かないかな?」とカチャカチャ。すると、川から山に入ったところに、古いお寺を発見。

このお寺は「慈光寺」といい・・・白鳳2年(673年)に僧・慈訓が千手観音堂を建て、観音霊場とし、役小角も西蔵坊を設けて修験の道場を開いた。その後、鑑真和尚より教えを受け、民衆から菩薩と崇められた釈道忠によって開山された。以来、今日まで法燈を灯し続けている埼玉県唯一の寺である・・・という。約1300年の歴史がある!また、国宝・文化財の宝庫だとも。これは、スゴイのでは!?なので、ついでに寄ってみることにした。

川沿いの道から折れて、くねくねと、考えていたより勾配も距離もあった。駐車場に車を止めたが、それほど広くない。山裾というか山を一部削って駐車場にしたようで、元々広さは確保できそうもないな。境内図(看板)をみると、山の中に本堂や○○堂、鐘楼などが点在しており、山道(階段状)で行き来できるようになっている。疲れそうだ…。

まず、本堂に向かって歩く、横移動のあと階段。山門?をくぐると目の前に建物があった。ん~?思ったより小さい、家じゃないのは分かるけど、歴史を感じる入口以外は、田舎の大きい農家の家のほうが立派かも(失礼)。山門は趣があったので撮ってみた。


境内を横に歩いて行くと、周りの建物とは異なり近代的な建物があった。どうやら、ここに国宝や文化財を保管しているようだ。次に観音堂に向かう、途中「徒歩3分」とあったけど、階段がキツイせいかもう少しかかったと思う(もしくは、違う道だったか?)。
登りきった所にベンチがあり、一休み&軽くランチ。しばらくすると…(本堂辺りまでは、日がさして暑かったけど)標高の高さと、樹木で日陰になっているのと、坂の(崖?の)下から吹いてくる風のせいで、とても涼しく感じた。楓等の広葉樹の葉が落ちたら、眺めも良いだろう。

観音堂は…立派だった。歴史も感じるし…(形容は苦手。とにかく立派だった)。観音堂の軒先というか外陣の天井には、当時はとてもきれいだったと思わせる格子柄と馬がいた。これは…左甚五郎の作と言われる木像の白馬が奉納されていて、この白馬は「夜荒らしの名馬」と呼ばれ、毎晩村人たちの畑荒らしをしたので捕まえて観音堂に納めてしまったという話だ。ン~なんだそれ。
 

途中の第2?駐車場からは眺望が望まれ。こんな感じ。


まぁ、とにかく、673年といえば奈良時代の前、飛鳥時代だ。なんで?そんな時代に、この地に、しかも山の斜面に(どうやって建築資材を運んだのだろう)、建立したのだろう。何があったのだろう。…春か秋に、また行ってみたいと思ったサ。

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