リアス式海岸の自然美あふれる景勝地・勝浦市鵜原地先は寒流と暖流の接点にあり、海の生物が豊富。ここに東洋一の規模を誇る海中展望塔(高さ24.4m、水深8m)が立っている。
ということで、一度は見た方が良いと思い、立ち寄ることになった(行くの~と言う方もいたけど。)駐車場の入口に「今の透明度2メートル」とあり、ちょっと萎えた。
受付に行くと、通常930円のところ、良く見えないということでの特別割引があり630円だった。台風が近づいていたからしょうがないな~。
海中展望塔は観光案内等で見たとおりの出で立ちだった(当たり前だな)。んでも、10階建て位の建物が海中に立っているわけで・・・エライものだ。
塔のラセン階段を下りると、楕円の小窓から水中を眺められる。
けっこういるものだな~と思ったら・・・、窓際で見上げると餌箱のようなもの(中身は空)が降ろされていた。餌付けされてる?空でも習性で寄ってくるのかな。
メジナやネンブツダイ、それから…コチラを見ればイイか。
さて、海中展望塔はそんな感じだったけど、そこまでの眺めにはホ~って。
まずは、断崖。(雨混じりの風が強くてカメラを構えるのも大変だった。)
長年の波蝕と風化によって、地層がクッキリシマシマだ。
それと、展望塔に至る桟橋の下には、四角形の大きいくぼみがいくつもあった。自然にできる形ではないだろうから、何だろう?と思った。
帰りに見た案内板に説明があった。大きいくぼみは「イワシイケス」、小さいくぼみは「エビイケス」だったという。(撮ったものは、イワシ用だね。)
イワシが豊漁であったころ、イケスにイワシを畜養し、(カツオやマグロの)釣り餌としてイワシをもとめる漁師に売っていた。繁盛したそうだ。
エビイケスは、中におとりのエビを入れ、外のイセエビをおびき入れて捕るワナ漁法に使ったもの。(この漁法、今は禁止されている。)ということだ。
なるほどね~、自然を利用した知恵と歴史を感じましたね。来た甲斐がありました。
山育ちの私には、漁業に関する知識がなく、想像し難いということも実感しましたけどね。イケスも初見ですが、このようなイケスは他の地域でもあるのでしょうな~。いろいろと見てみたいものです。
でもね~台風なんだってば!
そもそもオッちゃんプチ旅行に、アグレッシブなことを求めてはいけません。
当面、千葉領に入る予定はありませんが、その際には、お土産付きで歓待してくださいな。よろしくお願いします。
自分で潜らなきゃ
楽しいプチ旅行だったようですね。
ところで、誰の許可を得て千葉領に入ったのかな