さいたま市(大宮)に行く用事があったので、ついでに立ち寄れるところはないかとWebのマップを確認する。
緑色(公園・緑地?)を探していると、三橋総合公園というのがあった。総合公園の施設に関心はないけど、その東側に広い緑地がある。マップ上で南北約350m、東西約90m。鴨川第一調整池(ウェットランド)というらしい。
調整池ということは、然るべき時(川が増水した時)には一時的に雨水を貯め洪水から守る施設だが、普段は湿地帯で木道が設置され、散策できるようになっているという。
12月8日(木)13:50頃、三橋総合公園の広い駐車場に着く。園内を通って広場の辺りを東側に進むと堤のような開けたところに出た。鴨川第一調整池(ウェットランド)の北西側で、ここから一旦、歩道を南側まで進む。途中にウェットランドMAP(案内図)があった。図では左側が北なので、下側の歩道を左から右に進んだことになる。
木道へ下りる途中でウェットランドを眺める。木道の東側はほぼヨシ原なので、その向こうは見えない。ウェットランドの大半はヨシ原ではないかと思う。(下の黒い影は撮影者)
木道を南側から北側に向かう。南側では木道の周囲に立ち木もあった。
木道はクネクネ曲がりながら進む。夏であれば水生植物の中を縫うような感じあろう。
木道の中央辺りを過ぎると、右側のヨシが途切れ池が一望できた。池の離れた縁に水鳥たちがいた。
木道沿いには、メダカやトンボ、カエル、水辺の植物、野鳥などそれぞれの生き物の案内図が設置されていたが、設置当初からは環境が変わったところもあるだろうし、木道の間際まで水生植物が繁殖するだろうから、どの程度見られるのか想像し難い。
初冬のこの日、生き物は少ないが、目にとまったのを記録しておく。
木道の北端に着いてからは、調整池としての施設も見ておこうと、鴨川との間の堤を越流堤・減勢池まで進む。
途中のウェットランド側の様子。MAP(案内図)では、カワセミ営巣場があるそうだがヨシ原で確認できず。
越流堤は、万一の時に鴨川の水が調整池に流れ込んでくる堤で、上部は歩道橋になっている。
その越流堤の上からのウェットランド側。手前は減勢池で、ヨシの先に少し見える水辺が、先ほどの見た池。
ここでUターンして戻る。右側がかつて氾濫していた鴨川。
ウェットランドを北側から見る。周囲から一段下がったくぼ地であることが分かる(?)。
着いた時に歩いたウェットランド西側の歩道。ソメイヨシノの並木があり、春は花見目的の方も来られるだろう。
また、こちら方面に来ることがあれば、夏の時季も一応見てみたいと思った。
荒川の支流になるのでしょうか?
市街の中にこうした湿地が残さ
れているのはありがたいですね。
長岡市も市街中央に信濃川。
河川敷も広いので、こうしたも
のがあればと思うんです。
こちらもカモ類がたくさん居ます。
昨日見ましたらマガモの大集団で
した。
信濃川の治水といえば、まずは大河津分水路なのでしょうね。もちろん、支流も含め様々な対策がとられているのでしょうけど、湿地をビオトープにするような適地はなかったのでしょう。
横浜だと、「公園によっては池の近くに木道があって…」という程度の規模です。
こんな大規模な湿地帯は見られません。
埼玉県は、まだまだ自然環境が豊かで、うらやましいです。
埼玉県は河川の氾濫が多かったので、結果的に緑地や湿地になっているところが多いのかもしれません。広大な秋ヶ瀬公園と彩湖を含めた一帯も荒川第一調節池で、一時的に水をためるようになっているそうです。