シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

『火花』を読んでみたけど

2016-01-21 | 日常のできごと

年明けに会社のお姉さま(マダム)が「読んでみる?」と言うので、借りて読んでみた。
『火花(ひばな)』は、お笑いタレントの又吉直樹が書いた純文学小説として話題を呼び、芥川賞を受賞、エライ売れている、と云うことくらいは知っていた。

ただ、純文学小説なるものを通常は全く読まない。いつも事件モノ(推理小説や警察系小説)と時代モノ(江戸時代が多い)だ。今「読書メーター」に登録してある約640冊の中でも純文学は無いはずだ。

では、何故借りたのかと言うと、又吉の小説って?純文学小説って?芥川賞受賞作って?どんなものだろうという好奇心のみ。

中編小説だし、今の若者が主人公なので、思いのほか淡々と読めた。そして淡々のまま終えた。ん~これが純文学というものなのか。

カチャってみると、純文学小説は、大衆小説に対して「娯楽性」よりも「芸術性」に重きを置いている小説を総称するようだ。でも、「曖昧な基準」とする記載もある。

一人称の語りで、表現が豊富に感じたけど、芸術性のことは分からない。読んだ後にどう感じるのが正解なのだろう。どこに面白味を見出せば良いのだろう。貸していただいた方にも聞いてみたけど同意見だった。所謂大衆小説にどっぷり使っているせいか分からない。

さらに、Wikiの記載によれば、単行本の累計発行部数は239万部を突破して、村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を抜き、芥川賞受賞作品として歴代第1位だという。そんなに売れている。何故それほど多くの人が買ってまで読みたいと思うのかも分からない。

やはり、私にとって純文学は不可解で難しいものだった。 (珍しいことなので記録しておく)

 

コメント (10)
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