シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

クモの隠れ帯・白帯

2015-08-03 | 自然・環境とか

クモの糸の張り方は、一般には中央から同心円状に細かく張られた円網(えんもう)というもの。その円網につけられた糸の装飾に「隠れ帯(かくれおび)」とか「白帯(はくたい)」と呼ばれるものがある。(昨年の9月に初めて知った。)

8月1日(土)に北本自然観察公園に行った際、2種類見ることができた。この隠れ帯・白帯の機能はいったい何なのか?改めてカチャってみると・・・。

一説には、姿をカモフラージュするためや、より大きく見せることにより、クモを守るため(隠蔽説、威嚇説)。とか、網を破られないように目立たせて鳥などにアピールするため(強調説)。はたまた、網の不具合いを調整している(調整説)とか、網を補強している(補強説)とも考えられていた。

しかし、最近の研究では、
白帯が紫外線を反射していることと、網自体は紫外線をほとんど反射しないこと、白帯があるほど網に昆虫がよくかかることから誘引説を証明したという。(但しコガネグモの仲間に限るようだ)

下のクモはコガネグモ、もしくはその仲間だと思われるので誘引しているのだろう。キレイな線的装飾をした隠れ帯だ。


もう一つはクモの種類さえ分からないが、隠れ帯は幅広の装飾で中心はごちゃごちゃしている。こういうのを見ると、隠蔽?強調?補強?とも思えてしまうな。


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ところで、園内の自然学習センターでは「カミキリムシ大集合」という展示を催していた。カミキリムシ好きおじさんがいることを知っているが(近くにいるので)、子供でもカミキリムシは人気があるのかな。まぁカブト、クワガタでは満足できなくなった虫好きっ子はいそうな気もするが。

 

コメント (4)
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