もう1ヶ月前のことになるが、先月11月10日北本自然観察公園内の埼玉県自然学習センターに立ち寄った際、奥の方に絶滅に瀕している動物を紹介しているコーナーがあり、ムサシトミヨが展示されていた。
『ムサシトミヨ』はトゲウオ科トミヨ属に属する魚で、体長は3～6センチメートル。背ビレには、外敵から身を守るときに出す8～11本のトゲがある。
トゲウオの仲間では最も南に生息している。冷たくきれいな湧き水を水源とする小川で、水草が良く茂っているところで生活する。
このため、水質の変化や渇水の影響を受けやすい。以前は埼玉県や東京都の西部など数か所で見つかっていたが、都市化などの影響で生息地域が急激に減少していった。
現在、確実に生息が確認されているのは埼玉県熊谷市の元荒川源流と元荒川上流の一部のみである。平成3年に埼玉県の指定天然記念物に指定され、また同年清流のシンボルとして「県の魚」に選ばれている。
熊谷市のWebによると、熊谷市ムサシトミヨをまもる会では、密漁を防ぐため、年間をとおしてパトロールを行い、環境整備のため、ゴミ拾いや、川周辺の草刈りなど、絶滅の危機から救おうと保護活動を定期的に行っているという。
貴重な魚ということはもちろん、“密漁”をする輩がいることに驚く。
ムサシトミヨが自然に増殖できる環境が復活することは難しいのだろうけど何とかならないものか。Wikiでは石神井・井の頭辺りにもいたと記されている・・・難しそうだ。
ついでに、いつものように植物以外で気になったのは・・・。（植物はきれぎれの方に。）
ピンク色のシマヘビ「ももちゃん」は、頭を上下左右に、お元気そう！
池にはカモさん達が増えてきた。今はもっと増えているだろう。
一心不乱にお食事中！
そこかしこで冬に邁進中。
