シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

「巨人・大鵬・卵焼き」

2009-10-28 | 四方山話…

1971年(昭和46年)に引退するまで、幕内最高優勝32回(歴代1位)を成し遂げた、昭和の大横綱「大鵬」さん。私が相撲というものを理解して見始めた時、大鵬さんはいつも勝っていた。
だから、大鵬さんが金星を計上したときなど、相手の力士はもちろん出身地までが大騒ぎだった…ことを覚えている。

そんな大鵬さんが、文化功労者に選ばれた。角界からは初めての選出だ。おめでたい事です。んで、受賞における大鵬さんのコメントと現在の横綱に対するコメントが感慨深い。曰く、

「60まで生きている人が少なかったからだろう。みんな体をいじめてきたから」
謙遜の意味合いもあったと思うけど、実際にそうだと思う。相撲に限らず、格闘系の方たちは…厳しい世界だな~と実感しますね。

「相撲は伝統文化。だから神社に奉納したりする。それを忘れて芸能人になっていやしないか」
現在の強い横綱のパフォーマンスは、度々度々問題になる。またぁ~!?と。勝ったら嬉しいし自然にガッツポーズもしたいだろう…という気持ちは分かるものの。伝統文化は伝統文化!本人の意識不足はもちろんだが、伝統文化を教えるのは人、やはり親方はしっかりしないとね。


ところで、大鵬さんの名前を聞くと、タイトルの『巨人・大鵬・卵焼き』を思い出す。(一応断っておくと、私が物心ついたときには、流行語というより既に普通の言葉だった。)

確認のためカチャってみて驚いた。これは、当時の子供たちが好きなものを羅列して、流行語になったのだが、このコピーを考案したのは、堺屋太一氏だった。

しかも、真意は『大人になっても子供と同じような物が好きだと大騒ぎしている「半人前で子供っぽい使えない大人」を揶揄した言葉』だそうだ。
・・・・・なんてこった、オレのことか!(とギクッとしたのは私だけではないでしょう)。

コメント
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