シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

<心>を<亡くす>と書いて…

2009-05-17 | 豆知識的な…

昨夜、何かのTV番組(5分間のモノ)の中で、「“忙しい”は、心を亡くすことだから、言わないようにしている」と言う女性の声が聞こえてきた。(嫁さんが体調悪く、代わりに何かの家事をしている時に聞いたので、その話の結論までは分からない。)

なるほどね~漢字だね~と、ちょっと感心。私もこの言葉を(違う理由から)なるべく使わないようにしているが、これは、使う人の気持ちの問題だと思っていたので、漢字がどうのこうのとは考えた事もなかった。

一応カチャってみたところ、「心」と「亡」の組み合わせ文字が・・・他にもあった。(漢字を見るまで、頭に浮かばなかった。情けないものだ。)つまり『忙しい』と『忘れる』である。同じ意味の文字を使っているのに、異なる意味の言葉になっている。・・・・・何で?

Yahoo!知恵袋で、回答を2つ見つけたので書き留めておこう。
(日本語って難しいよね~。)

【答A】
おそらくもともとは同じ意味の字だったのを意味をふりわけたものらしいです。
「したごころ」の字は「心の上に何かをのせる」→「心が自分の意志でこうなった」(忠、志、忍など)、
「りっしんべん」の字は「心に何かが寄り添う」→「心が外的なものでどうかした」(快、悩、情など)の字義のものが多いのです。
「忘」は自分で自分の心をなくしたので「わすれる」、
「忙」は他のものに心を奪われるので「わすれさせられる→それほどいそがしい」です。

【答B】
「忙」会意兼形声。亡は、なくなる、ないの意を含む。
 忙は「心+音符亡」で、あれこれと追われて、心がまともに存在しない状態、つまり、落ち着かない気持ちになること。
「忘」会意兼形声。亡ボウとは、人が囲いに隠れて姿をみせなくなることを示す会意文字。
 忘は「心+音符亡」で、心中から姿を消してなくなる。つまり、わすれる意。

コメント
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