今日のトップニュースかな。あの♪あ・か・る~いナショナル、のCM曲が今も頭をよぎる(昭和の証か?)「ナショナル」が「パナソニック」になった。最近の企業は簡単に社名を変更するが、松下電器産業がパナソニックに変えるのは、そうとうな勇気と決断が必要だったようだ。そりゃそうだな。
松下電器は、創業者・松下幸之助が1918年(大正7年)に松下電気器具製作所として設立して以来、今年で90周年を迎える会社だもんな~。しかも、自分の名字を付けているしね~。ナショナルのブランドも、幸之助さんが1927年(昭和2年)に考案し発売した角型ランプに、国民の必需品になるようにとの思いで、つけた「ナショナル(国民の)ランプ」の商標に始まる、由緒あるブランドだというしね。
パナソニックは、1955年(昭和30年)、初めてスピーカーを輸出しようとした米国で既にナショナル名が商標登録されていたことから、新たに作ったブランドで、PAN(汎く)とSONIC(音)からなる造語で、松下製品が生み出す音が世界に届いてほしいという願いをこめたもの、だそうだ。こちらに詳しい。つまり、元々「音」を意味した名前が、それに関係なく全ての電気製品のブランド名になり、ここにきて社名にもなっちゃったってことだ。
さきほどのサイトに書かれていたことで、昭和世代の私には信じられないのだが、松下電器―パナソニック―ナショナルという関係を、正確に認識している人は、国内でも意外に少ないらしい。「松下電器は幸之助さんの会社」と言われる方でも、ナショナルは別の会社かな、パナソニックはどこかの会社のブランド?というふうで、特に若い世代ほどこの三つの名前の関係の認知度が低いそうだ。ましてや、海外では・・・。ブランド戦略の妨げになっていたのでしょうな。
まぁ、いずれにしても♪あ・か・る~いナショナル世代には、「昭和」が、また一つ無くなったような気がするのは、私だけじゃないでしょう。(今日の巷のブログでは、この話題が多いことでしょう。)