温泉宴会から戻って以来、どうも風邪っぽい
最初は鼻水が一日中止まらなくて、昨夜からは肺ぐるみの咳に
これは治りかけの兆候といつも思っている、ただ治るまでは多少の痛みを伴う
65歳から5年ごとには無料で肺炎の予防接種をしてくれるということだが、痛いのが嫌で
受けなかった、だが風邪の度に肺に負担が来る様では70歳には、いや有料でも早く受ける
必要があるかもしれない。
一昨日の夕方、病院から電話が来て「おとうさんが言うことを聞かないので、夕食が終わるまで
付き添いをお願いします」
病院では今、インフルの流行を恐れて面会謝絶の措置を執っているが、そうも言っていられないくらい
父の我が儘、面倒が発生したらしい、これは今に始まったことでは無くて、医者や看護婦の態度が
気に染まないと、とことん喧嘩を売る様な態度に出る、それで本人は早く退院しようという魂胆なのだが
今回ばかしは、肺炎を起こして自分から病院に連れて行ってくれと懇願したのだ
それなのにもうこの態度で、家に戻ったところで悪化するのは目に見えている
基本的にこの病院が嫌いで、何度も医者に暴言を吐いては嫌われている「嫌な老人」になってしまった
それで町医者に行っているのだが、その町医者が手に負えなくてここに来たのにだ
病院の看護フロアーで早速看護婦が「どうされましたか?」というから「父の事で来る様にとので」
と言ったら、「どうぞ」とすぐに病室に入れてもらった
すでに妹が来ていて「にいちゃん、許可書をもらわないとダメだよ」と言うから
「いや看護婦は何も言わないで入れてくれた」と言ったら、自分は熱まで測らされてOKをもらい
首から入室許可書をぶら下げていた、それを聞いたので鼻水タレの私は部屋に入らず廊下で待機していた
中では父が意地悪く妹に不条理な言葉を連発している、妹も頭にきていて「いい加減にしてよ」とやり返す
どうみても父の方があきらかに悪くて、まったく理屈にならないことばかり言い張る
昔からへそを曲げてしまう性格で、そうなると実の子であっても喧嘩を売ってくる、子供と同じでぐずりたいのだ
相手にされない老人の訴えでもある、ただ聞いている方はタマラナイ、親だからひどいことも言えないし
せいぜい兄妹で愚痴を言って慰め合うしか無い、ここにいない弟をたまにやり玉にして溜飲を下げるというのか
なんの意味も無いので、その話しはすぐに終わってしまう
明らかに父は確信犯で、20年くらい前までは別の総合病院に行っていたのだが、そこの医師には絶対服従で
ガンを宣告されたときでも「先生の言うとおりにします、煮ようと焼こうとお好きな様にお願いします」などと言ってたし
病院に行く前にケーキ屋によって20数個もショートケーキを買って看護婦の控え室というのか、そこへ届けて悦に入る
ようなことが度々あった、僅かな出資もしていたのでその病院が好きだったのだが、理事長らの不正で倒産してしまった
以来、ここに転院したが外様という引け目があって、「だから粗末に扱うのだ」という被害妄想をもったらしい。
「この病院は嫌いだ」「**病院が無くなったために、こんな目に遭ってる」など医師に向かって言うものだから
どんな温厚な医師でも面白くない
先般は母の検査で数日、この病院に通ったけれど、長時間待たされる以外は、医者も看護婦も、検査技師もみんな親切で
とてもいい感じだった、患者が素直なら医者も気分がいい、以心伝心、相身互い、父の様に頑固だと大きな損だと思うが
子の言うことさえ聞く耳持たぬでは手の打ちようが無い、「誰からも愛される老人になりたい」と、この頃特に思う私です
よっちゃんも気を付けてね。
でも飲酒とか夜更かしとかは70%位に引き下げようと思っているのは事実です。