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何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

♨️ 13回目を迎えた「みんなで選ぶ 温泉大賞」の結果が7月7日に発表  202107

2021-07-07 22:12:00 | 🔟 番付色々🆚

今年の「温泉大賞」が決定 東の横綱は13年連続「草津温泉」、西の横綱は「別府温泉郷」 旅できないコロナ禍も「エールを届ける!」
   BIGLOBEニュース より 210707

 13回目を迎えた「みんなで選ぶ 温泉大賞」の結果が7月7日に発表され、温泉地部門の東の横綱には草津温泉、西の横綱には別府温泉郷が輝いた。




 例年は訪問した温泉地・宿泊施設の人気投票を実施している温泉大賞だが、コロナ禍での実施となった今回は「エールを届ける!」をテーマに、「あなたが好きで応援したい温泉地、温泉施設」についての投票を実施。投票者の思い入れを込めた一票一票をもとに、熱い応援メッセージを届けるものとなった。

 投票総数7327票によって選ばれた温泉地部門の東の横綱は、13年連続で草津温泉(群馬県)。西の横綱は6年連続で別府温泉郷(大分県)が選ばれた。寄せられたメッセージには、「朝、昼、夕のどの表情も見惚れる」湯畑の醸す風情や、「地獄の湯巡りなどたくさん楽しい施設があり賑わっている筈の場所」などを思い、コロナ禍に負けないでほしいといった願いや、落ち着いたら再び行けることを楽しみにしているといったコメントが寄せられている。

 今回の温泉大賞では、「ワーケーションで訪れたい温泉地12選」「マイクロツーリズム部門」が新設。近年注目を集めているワーケーションで訪れたい温泉地として、関東から近い箱根温泉郷が1位となった。また、コロナ禍で遠方との往来が難しくなったことから、投票者の隣接近県で選ばれている施設を集計した「マイクロツーリズム部門」では、各エリア都道府県割や市区町村限定プランを造成するなど、コロナ禍の中でも楽しめる工夫のある施設が上位となった。

■BIGLOBE温泉「第13回 みんなで選ぶ 温泉大賞」
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✈️奈良県五條市に2,000m級滑走路建設 ボーイング767型機など離発着可能な防災拠点

2021-07-07 20:13:00 | 気になる モノ・コト

奈良県五條市に2,000m級滑走路建設 ボーイング767型機など離発着可能な防災拠点
  TRACY より  210707     柴田 勇吾(編集部)

 奈良県は、南海トラフ地震などに備えた「奈良県大規模広域防災拠点整備基本計画」を策定し、五條市内に2,000メートル級の滑走路を整備する計画をまとめた。

 奈良県は、2011年の紀伊半島大水害での経験や、今後発生が予想される南海トラフ地震などの大規模災害に備えるため、既存の広域防災拠点では不十分であるとして、大規模広域防災拠点の整備を検討していた。

 有識者の意見なども踏まえ、奈良県内に限らず、紀伊半島エリアを広くカバーする「奈良県大規模広域防災拠点」を整備する。紀伊半島の中心に位置し、津波被害の心配がなく、京奈和自動車道や救急医療を担う医療施設の立地がある五條市に拠点を整備する。

 大量かつ迅速な人員・物資の輸送を実現するため、最新の大型輸送機や多数のヘリコプターが離発着できる2,000メートル級滑走路や、1万人規模のベースキャンプなど高次機能を設けるとしている。
 2,000メートル級の滑走路では、ボーイング767型機など中型機や、C-2輸送機の離発着を想定している。

 なお、近隣の南紀白浜空港も2,000メートルの滑走路を持つ。周辺の空港では、但馬空港が1,200メートル、伊丹空港A滑走路が1,828メートル・B滑走路が3,000メートル、神戸空港が2,500メートルなどとなっている。

 この大規模広域防災拠点は段階的に整備し、約5ヘクタールの平場を整備するⅠ期、
600メートル級滑走路を整備するⅡ期、
2,000メートル級滑走路を整備するⅢ期を計画している。
 現時点での整備スケジュールでは、2,000メートル級滑走路のⅢ期工事の終了は、整備開始から20年目を想定している。

奈良県は、この防災拠点の整備を国の南海トラフ地震の防災計画に盛り込んだ上で、各種支援を求めていくとしている。



💋滋賀県にも出来る可能性が…
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☔️🚶‍♀️…天ヶ瀬ダム前↩️ 210707

2021-07-07 17:13:00 | 🚶 歩く
☂️🚶‍♀️…右岸堤防道…朝霧通…観流橋…琴坂⇅…右岸路…天ヶ瀬吊橋…☔️白虹橋:天ヶ瀬ダム前…志津川第一橋…山吹橋…右岸路☂️…観流橋…朝霧橋⇅…朝霧通…右岸堤防道…>
🚶‍♀️10539歩

☔️:終日雨:散歩中天ヶ瀬付近で土砂降り膝下ビッショリ。川霧発生。ダム放流316〜337m3/s。強雨で視界が霞む、稲光と雷鳴響く
 こんな天候でも燕多数川面飛ぶ
 こんな天候で散歩する人いない…
右岸路紅斉付近の現れ滝が行きチョロチョロ,戻りザァーザァー,40分程で変化。小さな蛙がぴょんぴょん飛び跳ねるを見惚れる

室温昼27℃ー就眠時26度
夜)☂️🚙↔︎🚉👭

雨空で七夕🔭ならず、そうめんの代わりに心太!


興聖寺前:琴坂

天ヶ瀬吊橋

吊橋より下流 川霧発生中

天ヶ瀬ダムも強雨で霞む








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⚠️ さらば「日本製」…まもなく日本の「基幹産業」がどんどん消えてなくなる!   202107

2021-07-07 14:14:00 | 気になる モノ・コト

さらば「日本製」…まもなく日本の「基幹産業」がどんどん消えてなくなる!【上半期ベスト記事】
   週刊現代  より  210707

 2021年上半期で、現代ビジネスで反響の大きかった経済・ビジネス部門のベスト記事をご紹介していきます。3月24日掲載〈さらば「日本製」…まもなく日本の「基幹産業」がどんどん消えてなくなる!〉をご覧ください。
※情報はすべて3月24日時点のものです。

 戦後日本をグイグイと引っ張り、何百万、何千万もの国民を食わせてきた基幹産業が見る影もない。時代は流れ、「日本製」の文字から往時の輝きはとうに失われた。現場ではいったい、何が起きているのか。

(「ペイペイの毒」に潰されたキャッシュレス企業…その残酷すぎる末路)

⚫︎火が消え、人が消えた
「ねえちゃん、いいちこもう一杯くれんか!」

 汗と油で顔を光らせた男たちが、煤けた作業着姿で大声をあげる。1600℃の高温で大量の鉄鉱石を溶かし、月に数百万トンの鉄を錬成する「高炉」の周辺は、気温50℃にも達する。
 三交代制で働く彼らは、仕事が終わると昼夜となく街の角打ちに繰り出し、イワシを糠味噌で炊いた塩辛い「ぬかだき」を肴に焼酎を呷るのだった―。
 鉄の街・福岡県北九州市ではかつて、そんな風景がそこかしこで見られた。昔を知る同地の日本製鉄OBが言う。
「製鉄労働者を乗せて九州東部を縦断する日豊本線の車両はいつも混み合っていて、床一面タバコの焦げ跡だらけでした。
 小倉の繁華街には飲み屋だけでなく立ち食いうどん屋、パブが所狭しと並び、毎晩ごった返していた。ヤクザもいたし、諍いも毎日のように起きていましたが、血気盛んな労働者たちがこの街の経済を回していたのです」

 '80年代には、北九州市の鉄鋼製品出荷額は年間1兆円を誇った。鉄が無数の人の暮らしを支え、地域を潤していたのだ。
 だが令和を迎えた今、その面影はない。昨年夏には、日本初の製鉄所・官営八幡製鐵所に源流をもつ歴史あるこの地で、またひとつ高炉の火が消えた。製鉄最大手の日本製鉄が、所有する2基のうち1基の休止を決めたのである。
「6基の高炉がフル稼働し、10万人を超える人々が働いていた八幡地区も、現在は高炉1基に3000人が従事するのみ。北九州では、もはや『鉄の時代』は終わりを告げているのです」(前出・日本製鉄OB)
 この数年、北九州市は全国でもワーストの人口減少数を記録している。製鉄業という最大の強みが崩れ、街全体が徐々に地盤沈下しつつあるのだ。

 こうした事態は、他の地域でも起きている。日本製鉄は'23年までに茨城県鹿嶋市、和歌山県和歌山市、広島県呉市にある各製鉄所の閉鎖や高炉の休止に踏み切る。さらに業界2位のJFEホールディングスも、神奈川県川崎市に保有する高炉1基の休止を決めた。

 コロナ禍以前から日本の粗鋼(加工前の鉄)の生産量は低落を始めていた。一昨年にはリーマン・ショック直後の'09年以来10年ぶりに1億トンを割り込み、昨年には8319万トンと、なんと半世紀前の'69年と同水準にまで低下。戦後日本を牽引してきた製鉄業界に、かつてない異変が起きているのは間違いない。

⚫︎日本製鉄社長の憤怒
 製鉄大手のみならず、その足元の二次メーカーも体力を失いつつある。
 茨城県かすみがうら市では近年、小学校の統廃合が相次いでいる。同地に大規模な拠点を置くワイヤー製造メーカー・東京製綱の業績が'10年代以降低迷し、従業員数が減り続けていることが、その理由のひとつだ。同社の関係者が言う。
「この10年ほど霞が浦の人口は右肩下がりを続け、商店も潰れてゆく一方です。うちは創業から100年以上が経っていますが、ずっと物づくり一筋で営業やマーケティングが大の苦手。
 グローバル展開が求められる中、なかなか国内市場依存から脱却できず、赤字を垂れ流している。近く抜本的なリストラもあるのではないかと社員は身構えています」

 エレベーターなどに使われる鉄鋼ワイヤーの国内最大手である東京製綱は、以前から日本製鉄が筆頭株主だった。しかし先月、その日本製鉄が業績不振を見かねて東京製綱の敵対的TOB(株式公開買い付け)に踏み切り、経済界には衝撃が走った。もはや「後がない」鉄鋼業界の現状を物語る一件と受け止められたのだ。

「国内の鉄鋼需要はすでに頭打ちで、日本の鉄鋼企業は無理にでも海外に打って出なければいけない状況です。しかし日本製鉄をはじめとする大手を含め、確たる戦略もないままここまで来てしまった。このままでは本格的に海外メーカーに太刀打ちできなくなると、ようやく尻に火がついたというわけです」(全国紙経済部デスク)

'90年代までは、当時世界最大手の新日本製鐵を皮切りに、川崎製鉄、住友金属工業の3社が世界の粗鋼生産量トップ10に食い込んでいた。しかし'19年のランキングに目を移すと、トップ10に名前があるのは新日鐵と住友金属が合併して生まれた日本製鉄(3位)のみ。

 中国や欧州の製鉄大手は合従連衡を繰り返して急成長を遂げ、価格競争で優位に立っている。日本の各社も、川上から川下まで束にならなければ戦えない状況に追い込まれたのである。

 さらにもうひとつ、日本の製鉄各社はいま、致命的な難題に直面している。世界で大きな潮流を形作りつつある、「二酸化炭素排出ゼロ」という足枷をはめられてしまったのだ。
「実現までに10年、20年はかかる。ゼロからの研究開発を、個別の企業でやり続けるのは無理だ」

 昨年12月17日、日本製鉄社長で日本鉄鋼連盟会長を務める橋本英二氏は、同連盟の会見でこう声を荒らげた。菅政権が「脱炭素」の徹底を業界に求めてきたことに対する、あからさまな苦言だった。

 冒頭でも触れたように、製鉄には高炉と呼ばれる巨大な溶鉱炉が欠かせない。しかし高炉を使うと、鉄1トンを生産するのに2トンもの二酸化炭素が排出されてしまう。
 そのため、日本製鉄をはじめ各社は、二酸化炭素排出量を激減させられる「水素製鉄」と呼ばれる手法を研究しているが、実現への道のりは険しいという。今回、日本製鉄・橋本社長は本誌の取材にこう吐露した。

「二酸化炭素を出さない製鉄は、人類未到の技術です。水素製鉄では、還元(鉄鉱石から鉄を取り出す作業)に水素を使うことによって二酸化炭素の排出量を抑えるのですが、水素は500℃以上の高温にさらされると高確率で爆発してしまう。鉄の精製は高温でないとできませんから、塩梅が非常に難しいのです。

 欧州で水素製鉄の技術が実用化されたとの報道もありましたが、作れる鉄は月産わずか10トン程度にすぎません。我々は毎月450万トンを生産しなければならない。お話になりません」

 そしていま、この技術で日本は中国に後れを取っているという。

「中国の鉄鋼メーカーは国有企業ですから、政府の後ろ盾で水素製鉄の技術開発にバンバン投資している。一方で日本政府は、二酸化炭素削減のために炭素税(排出量に応じて課される税金)を鉄鋼業に課すといいます。

 小泉(進次郎)環境大臣にも言ったのですが、排出量の削減には研究開発が不可欠。そちらにカネをかけるべき時に、税金を取るなんて逆効果です。

 ここで中国に負けたら、世界は中国産の鉄を使うようになり、日本の鋼材は使用禁止になるかもしれません。政府の支援がなければ我々は『アウト』ですし、日本経済の息の根も止まってしまいます」
 政府の全面的バックアップを受ける中国のメーカーに、落日を迎えた日本の製鉄各社が渡り合うのは絶望的だ。これでは10年と時をおかずして、早々に明暗が分かれることになりかねない。

⚫︎エンジンと雇用が消える
 いまこの国の産業を襲っているのは、ゲームのルールの激変である。鉄鋼業界がさらされている二酸化炭素削減という「新たなルール」に、ギリギリと締め付けられている業界は他にもある。自動車業界だ。
「2020年代の半ばからは、仕事が減ると思っていてください」

 ガソリンエンジンの製造に関わる中小のメーカーは最近、トヨタをはじめ大手からこのような「宣告」を受けているという。自動車業界を長年取材するジャーナリストの井上久男氏が言う。

「トヨタの豊田章男社長は最近、日本自動車工業会の会長としては『EV化を推進するとビジネスモデルが壊れる』とか、『火力発電のウエイトが高い今の電力事情では、EV化を進めても抜本的な二酸化炭素排出削減にはつながらない。

 国のエネルギー政策とセットで考える必要がある』と、急速なEVシフトに否定的な考えを示しています。

しかしトヨタの社長としては、本音では『いずれEVや自動運転車が主流になる』とも考えているようです。実際、昨年には主にエンジン製造を担当する下山工場(愛知県みよし市)の生産ラインを2本から1本に減らしています。

 ガソリンエンジンの需要が減っていくことは織り込み済みということです。業界では豊田社長の発言は『二枚舌』ではないか、といった声も聞かれます」

 EVの部品数はガソリン車と比べ3分の2、およそ2万点と圧倒的に少ない。電池とモーターとセンサーで動くEVでは、ガソリン噴射装置、点火プラグ、排気系のパイプやマフラーなどが丸ごと不要だからだ。そして部品が減る分だけ、下請けの仕事も減ることになる。

 EVがもたらすのは、トヨタが武器としてきた「カイゼン(改善)」では太刀打ちできない断絶だ。

 かつて蒸気機関・内燃機関が発明された際には馬車が駆逐されたが、今度はモーターがガソリンエンジンを駆逐する。裾野まで含めればおよそ550万人の雇用を抱える自動車産業が、今と同じだけの規模を遠からず維持できなくなることは目に見えている。

「トヨタに限らず、これまで内燃機関で食べてきた人たちを背負ったまま、日本の自動車メーカーがEVへの完全転換を遂げるのは至難の業でしょう。

 トヨタはようやく『ウーブン・シティ』でEVや自動運転の実証実験を始めるといいますが、すでに年間50万台のEV自動運転車を販売するテスラには圧倒的な差をつけられている。トヨタ本体も競争に敗れ、5年ほどで凋落する可能性があると見ています」(ジャーナリストの大西康之氏)

⚫︎パナソニックも下請けに
 ここまで見てきたような鉄鋼業界、自動車業界が直面する困難には、共通した「根本的な原因」がある。それは、「他のどの国にも作れないと思っていたものが、いつの間にかどの国でも作れるものになっていた」という厳しい現実から、目を背けてきたことだ。

 まったく同じ失敗をいち早く経験したのが、家電メーカーである。

「技術っちゅうのは、ウナギ屋の秘伝のタレみたいなもの」

 こう豪語したのは、'98年から'07年までシャープの社長を務めた町田勝彦氏だ。町田氏は「液晶一本足打法」で全経営資源を液晶の生産に投入した。

「我が社の高品質な液晶は誰にもマネできない」という自信に裏付けられた決断だった。そしてそれは、しばらくの間は正しかったのだ。

 だが、あっという間に韓国や中国のメーカーは「秘伝のタレ」を完璧に模倣した。大画面液晶はありふれたものとなり、同社は破綻の瀬戸際に追い込まれて、'16年には台湾メーカーの鴻海(フォックスコン)傘下となった。液晶の製造にも携わった経験のある、同社のベテラン社員が言う。

「結局『秘伝のタレ』だというのは町田さんの思い込みに過ぎなかった。『亀山モデル』で一世を風靡したシャープも、今ではアップルに液晶を安く卸す下請け同然です。'90年代から'00年代にはあれだけ下に見ていた中国のメーカーと比べても、同列どころか下の立場になってしまった」

 シャープだけではない。今まさに、同じ道を辿りつつあるのがパナソニックだ。パナソニックはテスラと'11年にEV用電池の生産で協業に入ったが、テスラはいつしか韓国のLG化学、中国の寧徳時代新能源科技などとも取引を始め、「出入り業者のひとつ」になってしまった。

 さらに昨年9月には突如、テスラが自社で電池の内製を進めていると明かし、ますます立場が危うくなった。
「テスラは各国のメーカーを天秤にかけ競争させて、安く電池を作らせようと考えているだけです。このままでは美味しいところを全部持って行かれて、あのパナソニックですら『ただの下請け』になりかねません。

 しかしこれが、リスクを取って新しいビジネスや付加価値を生み出そうとしなかった企業の末路なのです。

 家電や電機に限らず、この30年というもの、日本のメーカーの経営者は赤字を防ぐことばかり考えてきた。勝負を避けて後手後手の思考を続けている限り、日本の産業が復活する日は来ないでしょう」(前出・大西氏)

 21世紀に入って20年が過ぎ、いよいよかつての成功体験は意味を失いつつある。鉄と自動車、そして電機という屋台骨を失ったとき、果たしてこの国はまだ、自分の足で立っていられるのか。

 10年後に待ち受けるのは、戦後の日本人が経験したことのない荒涼とした時代かもしれない。

『週刊現代』2021年3月13日号より

関連



💋 造船世界一からの凋落時に既に今の衰退への流れが…
   半導体世界一だったのに…産業界を守れない国家体制のまま
  技術立国、科学立国と言ってたのに…
   観光立国などと不安定な立国を標榜した時点で終わってる…
    昭和で終わったか…xxに徳が無いのか…
     首都圏集中化でサービス業で国を回す気…
      災害大国は変わらず、これだけは変えようも無いが…

  小選挙区制弊害の大きさも分かったのに変えない人々
   推進したマスコミ論者は…無責任
    無作為無責任体質はどうしたものか?
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⚠️ 「スマホが頭を悪くする」と断言できる科学的な理由とは   202107

2021-07-07 11:27:00 | 気になる モノ・コト

「スマホが頭を悪くする」と断言できる科学的な理由とは
   ダイヤモンドonline  より 210707  川口友万

 文字通り朝起きてから寝るまで、大人も子どももスマホに夢中だ。
 スマホの目覚ましで起き、スマホでニュースを読み、メールをチェックし、通勤中もスマホを手放さず、休憩時間もスマホでゲームをしたりSNSをチェックしたり、こんなデバイスはこれまでなかった。
 これまでゲーム脳やテレビ中毒など新しいデバイスやデジタルサービスが生まれるたびに、批判的な言説が流れ、それを科学が否定するという繰り返しだった。スマホに感じる不気味さもこれまでの言説と同様に、新しい技術に対するアレルギーでしかないのだろうか。(サイエンスライター 川口友万)

⚫︎スマホを使うと 記憶力が低下する
 スマホを巡っては、スマホの使い過ぎが脳に負荷をかけ、記憶障害や判断力の低下、集中力の低下を引き起こすと言われている。

「5分間のスマホ利用で記憶に重大な障害(Mobile phone use for 5 minutes can cause significant memory impairment in humans)」(Hell J Nucl Med. Sep-Dec 2017;20 Suppl:146-154 Kalafatakis Fほか)という衝撃的な論文がある。

 健常者64人と軽度認知障害者20人を実験群,健常者36人を対照群として次の実験を行った。
 実験群に対しては、最初に10個の単語を見せ、それを思い出しながら書き出してもらうテストを行う。
 それを(1)スマホを使う前、(2)スマホを5分間使った直後、(3)スマホを5分間使ってから5分後――という3パターンでスコアを比較する。
 一方、対照群はスマホを使わず、実験群と同じ時間間隔でテストを行った。

 その結果、実験群ではスマホを使った直後の健常者のスコアがもっとも低く、3回目の測定(2回目の測定から5分後)はスマホを使った直後よりもスコアは良かったが、スマホを使う前のスコアよりも下だった。

 反対にスマホを使わなかった対照群は1回目、2回目、3回目とテストの度にだんだんとスコアが上昇、すべて実験群を上回った。またスマホを使った60~80歳の老齢者は、若い年齢層に比べてスコアの低下が大きかった。

 なぜ、このようなことが起きたのか?

 認知心理学にはワーキングメモリー(作業記憶)という概念がある。脳は作業に必要な情報を一時的に記憶し、作業が終わると必要な情報と不要な情報を整理して、不要な情報は消す。その一時的な情報整理の作業を行う場所がワーキングメモリーだ。

 ワーキングメモリーで情報は整理され、記憶されるが、スマホを四六時中使っていると常にワーキングメモリーに新しい情報が入るため、整理する暇がない。そのため、記憶が定着せず、記憶力が落ちることになる。スマホは本当に記憶力を低下させるのだ。

⚫︎サイレントモードにしただけで 利用者の半数が不安に
 スマホはとにかく気を散らせる。アメリカで2011年ごろから「FoMO」(Fear of Missing Out)とその反対の意味の「JoMO」(Joy of Missing Out)」という単語がはやっている。

 FoMOは情報を見逃す恐怖で、SNSで話題になったことを自分だけが知らない、LINEを使ったイベントの参加申し込みに自分だけ遅れるといったことを恐れる状態だ。反対に情報を追わないことをスタイルにするのがJoMOだ。

 FoMOに陥った人は、常にスマホをチェックしなければ不安に駆られる。

 グーグル社が12名の参加者(女性6名、男性6名)に自分の携帯電話をサイレントモードにしてもらい、24時間が経過した後にどのような状態だったかをインタビューした。

 結果は二分された。一方は、スマホから解放され、あまりストレスを感じなかった、あるいはリラックスして仕事ができたというもの。もう一方は、見逃したメールがないか15分おきにチェックした人や友達や恋人からのチャットに返事が遅れると怒られると心配した人、周りからの疎外感を感じた人もいた。

 たった1日、手元にないどころか、サイレントモードにしただけで、多くの人を不安に陥れる。それがスマホだ。

⚫︎『スマホ脳』の作者が語る 脳が快楽物質を出す理由
『スマホ脳』の作者、精神科医のアンデシュ・ハンセン (C) Stefan Tell
 それでも人はスマホを手放さない。何かおかしいと感じながら、朝起きて最初にスマホでメールをチェックする。

 スマホの何が人を夢中にさせるのか。ベストセラー『スマホ脳』の作者で精神科医のアンデシュ・ハンセンは、人間がギャンブルや酒に依存していくメカニズムと同じことがスマホを使うと脳で起きるからだという。著名人のインタビューを行っているシード・プラニング社から同氏のインタビューを引用する。

 まず脳の目的について、次のように書かれている。
「脳は何のためにあるのでしょうか? 考えるため? 感じるため? 脳は考えたり感じたりしますが、それは生存するために体をどう動かすかを決定するためです。気持ちよくなったり賢くなることは目的ではありません」

 そして、脳は長年にわたり変化していないとして、次のように指摘している。
「私たちの脳は1万年も2万年も変化していません。まだサバンナ生活の脳なのです。ドーパミン(脳内で分泌される快楽を生む物質)は幸せの物質と考えられていますが、正しくありません」

⚫︎『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン/久山葉子 新潮社)
 ハンセン氏は、脳内でドーパミンが分泌される理由について、生存と繁殖のために何に注意を向けるべきかを人間に教えるためだという。つまり、ドーパミンは「もしかしたら?」「たぶん?」という期待の快感を生み出す物質なのだ。

 ごはんのたびにベルを鳴らすと、ベルを鳴らすだけで犬がよだれを垂らすという、あの条件反射の実験の時、犬の脳の中はドーパミンであふれかえっている。

「脳は『おそらく得られる』という状況が好きなんです。だから人間はギャンブルが好きなんです」

⚫︎紙とデジタルでは 記憶される中身が変わる
 SNSの「いいね」ボタンはまさに脳のこの仕組みを突いている。自分がアップした写真や記事に誰がいいねを押したのか、何人が押したのか、SNSを開かなければわからない。「もしかしたら?」に突き動かされ、人はスマホを開く。

「企業は心理学を使い、精神の深い部分に訴えかけます。だからデジタルデバイスに触らずにいることは難しい」

 デジタル化された情報と元のアナログ情報とは、同じように見えて脳の受け止め方は違うらしい。ハンセン氏は紙の本とPDFデータでは、同じ内容でも記憶される中身が変わるのだという。

「電子版よりも紙の方が学びの質が高いのです。内容が複雑になればなるほど、紙で読む方が学びの質が高まります。なぜかはわかりません。記憶と三次元で学ぶことが関係しているのかもしれません」

 ハンセン氏によれば、現在の研究結果は紙とデジタルとでは質的な違いがあることを示している。紙の方があきらかに良いのだ。

「私たちとスマホの関係は、これから果てしなく続くデジタルとの関係の入り口にすぎません。こうしたテクノロジーはやがて私たちの肉体に侵入し、血圧や心拍数を測定し、感情の動きを分析するでしょう。私たちにはもっと議論が必要です」

 ハンセン氏は、デジタル技術が人間や生物にとって適切なのかどうかの議論はもっとなされるべきだと考えている。

「デジタル化は私たちを脅かしています。かつてないほど睡眠時間と運動時間を奪い、不安やうつに対して私たちを脆弱(ぜいじゃく)にしています。私はスマホが他のエンターテインメント製品よりも中毒性が高いと考えています」

⚫︎スマホの普及で 得たものと失ったもの
 スマホとどのように付き合っていけばいいのか。

「デジタルテクノロジーは素晴らしい。しかしそこにはダークサイドもあります」
 たとえば、人間は同時にいくつものことを処理するマルチタスクが苦手だ。ながら勉強は脳には向かない。必然的にシングルタスクを切り替えながら行うことになるが、それは脳の使い方としては非効率だ。

「脳は気が散りやすいのです。それは生存のために常に周りに気を配らなくてはならなかった名残です。そうしなければ、動物に襲われたり病気にかかったりしてすぐに死んでしまいます」

 生き残るには注意を周りに向けつつ、深く集中する必要があります。生きるために深く集中するには、周りの情報を遮断しなければならない。しかしスマホはその逆のことを要求する。スマホは「スマホに集中すること」を求めるのだ。

 さらにスマホのコンテンツは、自分と他人を比較する。

「誰かと自分を比較することはストレスですが、SNSはそれを求めます。SNSで他人と自分を常に比較することは、精神に非常に悪い影響を与えます。自分がSNSのヒエラエルキーの下方にいると思えば、不安やうつは悪化します。自分はみんなよりダメだと考えてしまうのです」

 私たちは何時間もスマホをのぞき込み、そこでは広告やSNSが「あなたは他人より遅れている、劣っている」と語り掛けてくる。

 ここ最近、私たちは他人に共感する力を失っているのだという。

「今は誰もが個人放送局で、自分に注目を集めようとする時代です。それが共感性に影響しているのかもしれません」

⚫︎ スマホがさまざまな利便性をもたらす一方で、私たちは何を失ったのか。

「私たちはスマホを使い出してから、眠らなくなり、運動をしなくなり、人と会わなくなりました。これが代償です。私たちがテクノロジーに合わせてはいけない。テクノロジーが私たちに合わせるべきなのです」

 ネットサービスにとって、私たちは客ではないとハンセン氏。

「私たちは商品なんです。私たちの注意を奪い、それを広告主に売っている」

 スマホとは何なのか、デジタル化は善なのか悪なのか、私たちは議論すべき時と場所に立っている。



💋ある意味、喫煙と同様 
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