【写真:アール・ブリュットの魅力を語る嘉田由紀子知事(左)と保坂健二朗さん=近江八幡市で】
専門の美術教育を受けていない人の芸術活動「アール・ブリュット」をテーマにしたトークショーが18日夜、近江八幡市の近江兄弟社学園ヴォーリズ平和礼拝堂であった。
知的障害や精神障害がある人の作品を収集、紹介している美術館「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」(近江八幡市)などが催した。
嘉田由紀子知事と保坂健二朗・東京国立近代美術館研究員が意見を交わした。
嘉田知事は「作者の生活様式をもっと紹介すれば、アール・ブリュットの魅力はさらに広まる」と提案。保坂さんは「社会学や倫理学、精神分析学、心理学などの専門家と連携した研究が必要。アール・ブリュットは新しい『人間の学』を構築する足掛かりになる」と指摘した。
県内外の美術愛好家や美術系の大学生、福祉関係者ら計約200人が聴き入った。 (桑野隆)
(6月20日付け中日新聞・電子版:19日付け朝日なども報道)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110620/CK2011062002000109.html
専門の美術教育を受けていない人の芸術活動「アール・ブリュット」をテーマにしたトークショーが18日夜、近江八幡市の近江兄弟社学園ヴォーリズ平和礼拝堂であった。
知的障害や精神障害がある人の作品を収集、紹介している美術館「ボーダレス・アートミュージアムNO-MA」(近江八幡市)などが催した。
嘉田由紀子知事と保坂健二朗・東京国立近代美術館研究員が意見を交わした。
嘉田知事は「作者の生活様式をもっと紹介すれば、アール・ブリュットの魅力はさらに広まる」と提案。保坂さんは「社会学や倫理学、精神分析学、心理学などの専門家と連携した研究が必要。アール・ブリュットは新しい『人間の学』を構築する足掛かりになる」と指摘した。
県内外の美術愛好家や美術系の大学生、福祉関係者ら計約200人が聴き入った。 (桑野隆)
(6月20日付け中日新聞・電子版:19日付け朝日なども報道)
http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20110620/CK2011062002000109.html