【写真:児童虐待問題の理解を深める目的で始まった「子どもの虐待防止推進全国フォーラム」(大津市・びわ湖ホール)】
児童虐待問題への理解を深め、関係者の情報共有を目的にした「子どもの虐待防止推進全国フォーラムinしが」が11月2日、大津市打出浜のびわ湖ホールで始まった。
11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせ、厚生労働省が2005年から毎年開いている。
初日は、開会セレモニーに続いて嘉田由紀子滋賀県知事が「いのちを考える-びわ湖からのメッセージ」の演題で話した。シンポジウムでは、山梨県立大教授の西澤哲さん、NPO法人(非特定営利活動法人)里親子支援のアン基金プロジェクト副理事長の坂本和子さん、弁護士の峯本耕治さんが話した。
西澤教授は、親が虐待に陥る心理を説明。坂本さんは、里親の支援や、孤立感を深める里子たちの集う場を設けることなどを提案した。峯本さんは、虐待を受けている子どもの情報が、就学前後で引き継がれにくいことを指摘した。
2日目は、びわ湖ホールと周辺施設で分科会がある。
(11月2日付け京都新聞・電子版:3日付け毎日・電子版も報道)
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008110200098&genre=C4&area=S00