新型インフルエンザの影響で、近江八幡市立総合医療センターの救命救急センターは5月19日、23日に予定していた災害除染訓練を延期することを決めた。また、国際ソロプチミスト近江八幡も23日予定の「子育て支援のつどい」を延期すると発表した。
災害除染訓練は、毒性のある化学物質(特に硫化水素)に汚染された多数の傷病者が同センターに来院したという想定での受け入れ、傷病者除染訓練で、県内5カ所の災害拠点病院や滋賀医科大からの医療チームも参加を予定していた。
また、同市新型インフルエンザ危機管理対策本部は18日、同日から1カ月間、市が主催する行事イベントを自粛することを決めた。また、各種団体にも延期が可能な行事は延期するよう要請した。
さらに、市内約2000事業所にも20日、海外を含め感染の恐れがある地域への出張には配慮を▽イベント開催については検討を▽従業員、来客の手洗い・うがいの勧め--などを文書で要請する。【斎藤和夫】
(5月20日付け毎日新聞・電子版)
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20090520ddlk25040411000c.html