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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

美しいという事

2007-10-09 | 戯言あれこれ
ビューティーコロシアムという番組がある。
容姿に悩む女性が整形やダイエットなどで変身を遂げる番組だ。
その激変ぶりには目を見張るものがあるのだけれど、何より変わるのは
外見が変わった事による彼女達の内面だろう。
自分に自信を持ち堂々と前を見据えた視線はとても力強いし、その
微笑みは心からの笑顔だ。

人は外見が全てだとは思わない。美しく生まれる事はそれ自体が
才能の一つだけれど、いわゆる美人じゃないけれど内面が素敵で
チャーミングな女性、そんな人に私はなりたいとずっと思っている。
容姿に自信がないと「どうせ自分は駄目だから。」・・と、何をやっても
否定的になったり、努力をせずに可能性を放棄して自分の殻に籠もり
内向的になりがちだ。
ブスがブスたる所以はそこにあると思う。
私自身子供の頃からすごく太っていて、目が悪いのでメガネを
かけた人見知りで暗くて地味な女の子だった。
容姿の事で嫌な思いをした事は沢山あるし、自分が大嫌いだった。
そんな自分を変えたいとダイエットをし20kg痩せて、メガネをコンタクト
にしメイクを覚えた私はまるで別人のようになった。
お洒落が楽しくなったし、明るくなり周りの反応も変わった。
だから私はどんな人も絶対綺麗になれると信じている。
変化は外ではなく内から始まるものであり、それは自分自身との戦いと
対話による慈しみだ。

変わった私に対する男の子達の態度が変わると、それまで私をバカに
していた女の子達の態度も変わった。
同性の中でモテない女は卑下される。これは自分が体験した実感だ。
そして私は自分に対する反応が良くなるにつれ、段々と人間不信に
陥っていった。
私はずっと私なのに、外見が変わるだけでなぜこうも違うのだろう。
みんなが見ている私って一体何なんだろう・・と。
もちろん私の変化は外見が変わる事による内面の変化が大きかったの
だろうとは思うのだけれど、当時はその豹変振りについて行けなかった。

今夜のビューティーコロシアムで、整形前は一緒にいるのが恥ずかしいと
友人に漏らしていた彼が、ずっと結婚に否定的だったのに変身した彼女
からのプロポーズにOKするというのがあったのだけれど、何だかそれは
見ていて素直に祝福出来なかった。
ブスとは結婚出来ないけど綺麗になったらOKするなんて男と幸せになれる
のか?彼女の価値とは何なのか??

私は今人生で二度目の大きな自己嫌悪期にきている。
あんなに頑張って好きになりたいと変わってきた自分を、今また認めて
あげられずにいる。何をやっても空回りの気分。
自分を肯定する事が自分探しの一歩なんだと思う。
自分を愛せない自分が誰に優しく出来るだろう。誰に愛されるだろう。
対話は今夜も続く。
ねぇ、J。否定からは何も生まれないね。








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