運動会にて

今日は子供の中学校の運動会だった。
お天気が心配だったけれど、寒かったものの雨はどうにか降らずに無事1日を
終える事が出来た。
朝から頑張って早起きしてお弁当を作ったよ～。
しかし来週火曜と水曜も延期した場合の予備日で給食が止めてある為、また
お弁当を作らなきゃなのだ。
お弁当作りって、働く母には結構な負担。高校へ行ったら毎日！？
料理は好きだけど、考えると辛いなぁ・・・。

中学校はまだまだ小学生のようなちっちゃい子と大人にしか見えない大きい
子が混在していて、正に思春期の狭間なんだろうなぁと思える。
私の頃はあのブルマーだった体操服も、今は男女一緒のハーフパンツ。
でも選手名を呼ぶ時に女子は「さん」男子は「くん」で、そういうところは
変わっていない。
全学年の男子生徒で組体操をやったのだけれど、寒い中上半身は全員裸
だった。
演技前に女子の代表がアナウンスした説明は「男の美学をご覧下さい。」
みたいなもので、ちょっと笑いつつもう～んと思ってしまったり。
もしこの中にＦＴＭの子がいたら、きっととっても嫌だろうな・・なんて考えが
頭をよぎったりしていた。
そういう意味では、先日報道があった神戸のＭＴＦの生徒が女子として通学
しているというニュースは、改めてとてもすごい事なのだと感じた。
今回女子の全体演技は創作ダンスで、手にポンポンを持ち体操服姿で皆で
可愛らしく踊っていた。これならば、ＭＴＦの女子でも問題なく参加は可能。
でも逆にＦＴＭの男子生徒だったら、高学年で膨らみ始めた胸を裸になって
さらす事は出来ないだろう。
未成年の成長期のホルモン治療について、私は多少読んだぐらいで詳しい
知識を持たないので難しい事は何も言えない。
ただ心と身体両方の面からＧＩＤの子供を理解し支えて行くという事は、
想像以上に大変な事であろうと今日の運動会を見ていて思った。
でも大変だと思う以上に、希望を持って見守りたいとも思っている。
全ての子供が、少しでも楽しい学生生活を送れるように。