感想

毎週何だかんだと突っ込みを入れつつ観ていたラスト・フレンズが
ついに最終回。
これって一応ハッピィ・エンドなのだよね？？

前回宗佑の自殺がわかったところでかなりがっかりしてしまった。
死んじゃダメでしょ。それは勝手すぎる。
最後は「所詮ドラマだからこんなものか～。」とでも思うしかない結末。
瑠可の性別違和感はどっかに行ってしまってたし、タケルの抱える
問題は最後まできちんと語れてなかったし。
（なぜ瑠可は「言わなくていいよ。」なんて止めるのだ！？）
これまでの放送の回想シーンに出てきていたタケルと姉との子供の
頃の姿からは、タケルが余りに幼すぎて性行為は無理なように思える。
軽い肉体的な接触がトラウマになっている・・という事なのか。
どうにも不完全燃焼。もうちょっとタケルの悩みを掘り下げて欲しかった。

美知留は最後までどうしようもない甘ったれのお馬鹿さんで、母となった
事でやっと自立するのかと思いきやあっさりシェア・ハウスへ戻る道を
選んだ。
美知留の母の「赤ん坊とふたりなら頑張れると思った。」という話は
共感出来るものがあって、自分も子供がいたからこそ何とか踏ん張って
やってこれていると思ったりしたので、ここはぜひ美知留に一度一人で
頑張って欲しかった。
瑠可達に戻っておいでと言われても「私とこの子で頑張ろうと思って
いるの。」と断る美知留に「私達はずっとあそこで待ってるよ。何か
あったらいつでも戻っておいで。」と瑠可。
・・・なんてのを期待してたのだけれど～。←妄想爆発（笑）

あんな軽装でバイクとトラックで衝突してあの程度の怪我で済む訳が
ないし（バイクをなめてる！）、瑠可が中免持ってなかったっていう
のも意外だったけどタケルと二人乗りにする為の都合なのね・・とか、
美容院の先輩のDV話はどこに行ったの？とか、母親に育児放棄されてた
直也くんはあれだけの登場で終わりなの？とか、オグリンとエリーの
結婚はちょっと明るい話題だったけど、私にはどうにもオグリンがいい
男には思えなかったしエリーはこれで本当に幸せになれるの？・・・
などなど色々と突っ込みたい気持ちが。。。

瑠可の思いは本当の意味で美知留に通じる事はなく、タケルもまた瑠可と
肉体的に結ばれる事はない。
でもそばにいられるだけでいいんだと愛の形はそれだけじゃないんだと、
シェア・ハウスで暮らす4人の新しい家族像を提案して終わり・・・なの
だろうか。
美知留に新しく恋人が出来たら呆気なく崩れてしまいそうだけれど。

脚本家がインタビューで、瑠可はFtMとレズビアンの間と考えながら
戦略的な意味で性同一性障害という単語を使いたかった・・みたいな
事を言っていたのを読んで、あぁなるほどね・・と瑠可の描かれ方に
納得がいった私であった。

来週の特別編では本編で出てこなかったエピソードも登場するよう
だけど、余り期待出来そうにないなぁ。
でも上野樹里はこのドラマで確実に人気を上げたとは思う！
shortyの樹里ちゃん、男前です。ショートの方が断然似合う。
http://fashion.yahoo.co.jp/magazine/shorty/
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一つ前の号にはエリーが登場♪