終わりと始まり

15日は最後の出勤日だった。

辞める人がいる時は簡単なお別れの会的なものを毎回するのだけれど、
これまで何人もを見送ってきて今回初めて自分が見送られる立場になって
不思議な気分。

すごく沢山の人が集まってくれてお花やプレゼントなど色々と頂き、 泣いて
くれた人も何人かいて、自分は泣かないつもりでいたのにやっぱり最後は
いろんな想いが込み上げてきて泣けてしまった。

今月で一緒に辞めるSVさんが（私は有休消化の為一足お先に失礼。）他部署や
営業さんなど多数が集まり盛大に見送ってくれたのを見て「会社にこれを見ろ
って言ってやりたいよね。これだけの人を手放していいのかと。」と言ってくれ、
自分で思っていた以上にちゃんと評価して認めてくれる人達がいた事を、改めて
感じる事が出来て嬉しかった。
これまで頑張ってきた甲斐があったというものだ。

夜はそのまま同僚達と飲みに行き、ものすごく美味しくて楽しいお酒を飲んだ。
みんな本当にありがとう。

10年間様々な事があったけれど、最後は本当にすっきりとした気持ちで笑って
終わらせる事が出来た。
今は古巣を離れる寂しさと、新しい事にチャレンジする期待感とがちょっと
ないまぜな気持ち。
次の仕事に慣れるまではなかなか大変そうではあるけれど、一からまた新人と
して覚える事が楽しみだったりもする。
これは終わりではなく、始まりなのだから。
初心に帰って新たに出直しだ。