決壊

心の中のいろんなものが抱えきれずに溢れ出た時、涙はこぼれ
落ちるのだろうか。
一度流れると堰を切ったように止まらなくなる。

通勤電車が私にとってはクセモノだ。
流れる涙を何度ぬぐったかわからない。

みんなイライラしていて殺伐とした空気の中、心無い言葉を
浴びせられては一人傷つく。
ねぇ、大変なのはあなただけじゃないよ？
どうして何も見えなくなってしまうの？

すぐに変わってしまうような、激しさはいらない。
突然放り出されるのはもう嫌だ。
緩やかでも穏やかなのがいい。
そういう事って、無くしてから初めて気づくものなんだね。
うわべだけの優しい言葉も沢山だ。何事も無い様な受け答えを
している自分にもうんざり。

疲れた身体を引きずって、私は何の為に今こうしているのだろう。
それでも目の前の目標を達成したいと、ただ進んでしまうのだけれど。
辿り着いた先にあるのが何なのか、頭の後ろの方で感じているのに。

友達って便利な言葉だね。