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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

あゝ、荒野

2012-09-27 | 好きなもの諸々
おなじみポスターハリスギャラリーにて、森山大道 写真展『あゝ、荒野』を観た。
寺山修司唯一の長編小説と森山大道の写真のコラボレーション 。

自分の体験していない時代の話なのに、妙に懐かしい感じがするモノクロの世界。
そこにあるのは生活感のある生きた人々と街の風景。
裏と表。光と影。
女達はいかがわしくも美しく、しなやかでしたたか。
その猥雑さが愛おしい。

今回限定の特装本が展示されていて、初めて実物を観た。
小説と写真集が2つに分かれており、ボクシングのコーナーと同じ赤と青。
それが金属のケースに入っているというもの。
お値段なんと20万円!限定50部でプリント付き。
触れないのでプラスチックのケース越しに眺めてため息(笑)

ボクサー、片目のコーチ、娼婦、ソープ嬢、警官、バーテン、スーパー社長、早稲田大学自殺
研究会の方は1回無料で観覧可能(笑)
もしくは2012年に開催の寺山修司作・原作・脚本・監督の演劇・映画作品、
2011年演劇「あゝ、荒野」および寺山修司記念館のチケットをご提示の方は、1回無料 。
↑私はこっちで観た~。
前回の犬神家の人々の時もこれでタダだったので、本当にありがたい限り。
お金払ってもう一度観ようと思いつつ、いつも会期中に再訪の時間が作れないまま終わって
しまうので何だか申し訳ないなぁ。
ポスターハリスには貴重な資料もいっぱいで、あそこにいると時間の経つのを忘れてしまう。
私のお気に入り空間。

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