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脱ネガティブを計るべく、浮きつ沈みつ漂う女の戯言日記

別れの抱擁

2009-05-16 | 戯言あれこれ
抱きしめられて、戸惑いの中に嬉しさを感じた。
突然の事態を呑み込めずにいる私に、夢の中のその人は言った。
「さようなら。」

夢ながら妙に納得していた自分がそこにいた。
ああ、別れの抱擁だったのか・・と。
現実には抱擁も別れの言葉も何もないのだけれど。

私はその人に抱きしめられたかったのか、抱きしめてくれる人が
欲しかったのかよくわからない。
でも何だか吹っ切れた気がした。
自分の感情の起伏の波で迷惑をかけてしまい、申し訳なく思う。
生まれ変わってもう一度出逢えたとしたら、その時はもっと違う
始まり方をしたいと願う。
そして来世もまた月を見上げるのだろう。