VERI & heso’s Management

 経営理念の研究(VERI研)と 法人の総務(hi-soumu)

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マリオットの経営理念 (2)

2006-02-25 12:44:52 | VERI研
                       -VERI-情報0602

 三寒四温で冬空の変化が続いています。風邪やインフルエンザは大丈夫でしょうか。

 希望のある概念や考え方を見出し、いろいろな方法や手順を工夫しながらその成果を測定し、努力と研究を続けていくところに新たな創意と希望が生まれます。新しいリーダーは未来への希望と現在の変革を語ります。

改革実行のメッセージ
・ We practice the 5 rules of management:
  私たちは、5つの経営原則を実践する
・ We introduced new management tools: TOC, 6 sigma, NPV, KPI.
  私たちは、新しい管理手段を導入した:TOC、シックスシグマ、NPV、KPI
・ We introduced new IT infrastructure:
  私たちは、新しいIT基盤を導入した
・ We hired professionals: CPAs, attorney.
  私たちは、プロフェッショナルを雇用した:公認会計士、弁護士
・ We promoted talented people.
  私たちは、優秀な人々を昇進させた
・ We disposed of nonperforming and nonstrategic assets.
・ 私たちは、非生産的で非戦略的な資産を処分した

経営改革のメッセージ
   5 Rules of Management
   5つの経営原則
1. Choose results over status.
  地位より結果を優先する
2. Choose accountability over popularity.
  人気より責任を優先する
3. Choose clarity over certainty.
  確実性より透明性を優先する
4. Choose productive conflict over harmony.
  調和より生産的な対立を優先する
5. Choose trust over invulnerability.
  負けないことより信用を優先する

成長へのメッセージ
 企業は価値を新たに創り出して利益を創出しなければなりません。人的資源などを効率的に運営することによって利益を創出するのです。企業はリスクを犯してまで急激な成長をする必要はありませんが、持続的に成長しつづけなければなりません!

今日のように変化の早い時代には、確実なことのみでは会社の発展はあり得ず、いかに透明性の高い情報を確保し適切な前進をするかが課題です。

ビジョナリーカンパニーの著者、ジム・コリンズ曰く、
「新しい課題をたえず探求し、目標に大胆に邁進し、成功と同時に失敗からも学び、絶対に満足に浸ることなく、謙遜な態度を失わない企業が、21世紀以降も優良企業として残っていくだろう」と。

また、「21世紀に優良企業がどういう姿になっているか」は、自ら変化や進歩を促進しながら、同時に「時代に左右されない核となる価値観と不変の目的」をどのくらい守っていられるかで決まるだろう。

では、マリオットの経営理念探求の続きです。
マリオットの不変の目的、その存在意義とは、気さくなサービスを提供し、顧客を来客として大切にもてなすこと、「自宅から離れていてる人びとが、友人に囲まれ、心から歓迎されていると感じられるようにする」こと、です。

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<基本信条> (マリオットのホームページより)
 75年以上前マリオット家族によって確立された中心的な価値は、よく私たちの会社に奉仕し、私たちの成長を将来へ導き続けます。私たちの同僚が私たちの最も大きな資産であるという永続的信念は、これらの中心的な価値で一番のものです。

「マリオットウェイ」というものがあります。それは、同僚、顧客と地域社会に対する奉仕(貢献)です。マリオットの基本信条は揺るぎなく、そして、継続的成功の鍵です。

「マリオットウェイ」は、同僚、顧客と地域社会に対する奉仕の基本的な理想の上に築き上げられます。これらの理想は、「奉仕への精神」を果たしている全てのマリオット同僚のための基礎として用いられます。

Ⅰ.Core Values 基本的価値観
 人々が第一である、少なくとも 75 年のマリオットの成功の基礎であった !
マリオットの信念は、私たちの同僚(従業員)が私たちの最も大きい資産であることです。マリオットの文化は、私たちが私たちの顧客のためにつくり出し、私たちの同僚の行動によって示される経験です。 それは、人々に奉仕(貢献)する人々です。

マリオット家族によって確立された基本的価値観は、少なくとも 75 年前によく私たちの会社に役立ち、そして、将来まで私たちの成長を導き続けるでしょう。 これらの基本的価値観のうちで、第一が、私たちの同僚が私たちの最も大きい資産であるという永続性のある信念です。

1) 私たちの同僚への奉仕精神
・ 私たちの人々が私たちの最も重要な資産であるという 揺るぎない確信
・ 同僚の成長と個人的開発を支援する環境
・ 道徳的で、信頼でき、気にしている信頼できる同僚を雇用するという評判
・ 気楽な空気、及び、好意的な職場関係
・ 毎時間のそして同僚の管理の双方の重要な貢献を承認する業績報酬システム
・ マリオットの名のプライド、偉業、成功の記録
・ 管理された成長への集中、そしてフランチャイズされた財産、所有者、及び、投資家

2) 私たちの顧客への奉仕精神
・ 金言において明白な、「顧客は常に正しい」
・ 実践的経営スタイル、すなわち、「歩き回ることによる管理」
・ 細部に対する注意
・ 顧客に奉仕する際の革新と創造性に対する開放性
・ 私たちの顧客が世界を旅行するほとんどどこでも、または彼らが選ぶどのマリオット・ブランドでも、認知された品質、一貫性、個性化されたサービス、これらのマリオットのユニークな融合された価値ある知識のプライド

3) 私たちの地域社会への奉仕精神
・ 地域的、国家的および国際的なイニシアティブとプログラムが同僚と会社のサポートによって示される日々
・ 「マリオットウェイ」をビジネスにすることが重要な部分

Ⅱ.Marriott Culture マリオットの文化
 それは、マリオット経験です。私たちは、私たちの同僚に最大の機会を提供し、私たちの顧客に優れたサービスをするために何でもします。

マリオットの基本的価値観は文化を後押します。私たちの文化は、全ての成功に影響を与える私たちの同僚と顧客と地域社会を扱う方法に影響します。
「文化は、私たちの現在・過去・未来を結ぶ生命糸と接着剤です」(J・.W・マリオット, Jr.)。

・ マリオットは、同僚の公平な待遇と、全てにトレーニングと進歩機会を提供すること約束します
・ 優れた顧客サービスというマリオットの評判は、ホット・ショップのために「適正価格によるよい食事とよいサービス」と定めるためたJ.ウィラード・マリオットの単純な目標から始まった長い伝統にさかのぼります
 - 顧客を世話することについては、何でもしてください
 - 細部にわたって普通のレベルを越える注意を払ってください
 - それらの物理的環境を誇りにしてください
 - 顧客の必要に応ずる新しい方法を見つけるために、創造力を使ってください
・ 会社は活発に地域社会を支援し、いろいろな組織を通して同僚のボランティア活動を奨励します。
・ マリオットにおいては、文化の保全は、証明済みの明確な財政的影響があります

Ⅲ.マリオット創業家族
 J.ウィラードとアリスS.マリオットがワシントンDCで彼らのA&Wルートビア・ショップを1927年に始めたとき、彼らの未熟な仕事がサービス業の先駆者に成長するということをほとんど知りませんでした。

J・ウィラード・マリオット / マリオットの創立者、J・ウィラード・マリオットの生命価値は、マリオット哲学の推進力です。
アリス・S・マリオット / 多才な共同創設者、アリス・S・マリオットの市民責任の遺産は、マリオットの地域奉仕活動とマリオットの文化を形づくりました。
J・W・マリオット, Jr. / 家業の中で育ち、宿泊部門の夢のある拡大で名を高めたJ・W・マリオット, Jr.は、会長兼CEOとして、マリオットの将来を導き続けます。

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<Marriott Way マリオットウェイ>
THE SPIRIT TO SERVE 奉仕の精神

1. 現場を重視する実務型管理者たれ
2. 確固たるシステムの確立と臨機応変な対応
3. 従業員を大事にすれば、従業員はお客さまを大切にする
4. 他人の意見からは多くのことが学べる
  「私は『君の意見はどうか?』といった形式の質問が非常に有効だと信じている。この質問にはすばらしい効果があるのだ」。
5. 変化しながら秩序を保つ
  「うまく成長していくためには、今の自分を何とか変えていこうと努力すると同時に、今の自分に忠実でなくてはならない」。
6. 秩序を保ちながら変化する
  「実際に実行してみなければ、自分の長所と短所はわからない」。「重要な要素は、新しいことに挑戦することと、自らが最高の力を発揮できる分野をしっかり守ることの間に、安定した均衡点を探ることにある」。
7. 成長には終わりはない
8. 自信過剰がまねくもの
9. 個人プレーよりチームワークを優先する
  「健全な企業はいい夫婦関係と似た面がある。どちらかの人間が主導権を握ったりせず、相手の特別な才能や貢献には敬意を払って、感謝し、一人よりも二人のほうがずっとすばらしい価値を生み出せることが分かっている」。
10. 成功は全員の手でつかむもの
  「成功する上でのパートナーに対する最も重要なポイントは何か? それはパートナーをないがしろにしないことだ。パートナーがいるおかげで、今の自分があることを忘れてはならない」。
11. 意志決定をするための4つのルール
  1) 進んで決断を下すこと
  2) 勉強すること
  3) 自分の心に聞くこと
  4) やらなかったことに、思いめぐらしたりして、時間を無駄にしないこと
12. きっぱりとした決意
  「管理システムがきちんとしていれば、問題に突き当たるたびにゼロから始める必要はない」
(J・W・マリオット, Jr著「マリオット・ウエイ サービス12の真実」より)

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<マリオットの会社略歴>

1927年 : J . Willard マリオットは、ソルトレークシティ、ユタでアリスシートと結婚し、そして、新しい花嫁と共にワシントン DC に動く。 その春、 J .Willard とアリスは、 9席の A&W ルート・ビアースタンド (後に「 Hot Shoppe 」と呼ぶ) を開く。
1929年 : ホットショップ、正式に法人となる。 配達サービスを発明する。
1934年 : ホットショップ、メリーランドのボルチモアに出店。
1937年 : 機内食ビジネスをフーバー・フィールド (現在ペンタゴンの敷地) で開拓。 この部門を「インフライト・ケータリング」と命名、そして、主要にイースタン航空、そしてアメリカン航空に貢献する。
1939年 : 米国財務省と最初のフードサービス・マネジメント契約(職員給食事業)を開始。
1941-45年 : 第二次世界大戦の間、 防衛産業や政府施設において働く何千もの労働者を雇用。
1945年 : 最初のホットショップカフェテリアは、ワシントン DC の マクレーンガーデンで設立される ; インフライト は、最初の空港ターミナルのフードサービス契約をマイアミ国際空港と開始。

1953年 : 1株 $10.25で株式が初公開され、2 時間で売り切れる。
1955年 : フードサービス部門は、学校給食契約を小児病院とアメリカン大学に開始 ; マリオットのハイウェイ部門は、ニュージャージー有料高速道路上でいくつかのホットショップを開店。
1957年 : 最初のホテル、365室のツインブリッジ・モータホテルがバージニアのアーリントンにオープン。J.W.マリオット・ジュニアは宿泊部門の責任者となる。
1964年 : J.W.マリオット,ジュニア、社長に任命される。社名をマリオット-ホットショップに変更。
1965年 : マリオット財団が創設される。
1967年 : マリオット-ホットショップからマリオット・コーポレーションに改名。創立40周年。
1969年 : マリオットの最初の国際的ホテルがメキシコのアカプルコでオープン。

1972年 : J.W.マリオット, Jr. は、最高経営責任者CEOに任命される。
1973年 : 最初のホテルマネジメント契約を獲得し、ホテル管理運営受託を始める。
1975年 : オランダのアムステルダムで 最初のヨーロッパのホテルを開く。
1976年 : 建国200年、カリフォルニアのサンタ・クララと、イリノイのガーニーで、いずれも「グレートアメリカ」と呼ばれる 2 テーマパークをオープン。
1977年 : 会社の50周年記念日を祝う ; 売上は10 億ドルを上回る。宿泊部門の成長に主眼を置くことを発表。
1979年 : メリーランドの ベセズダに本社を置く。

1981年 : 100番目のホテル、ハワイでオープン。
1983年 : 最初のコートヤードバイマリオットをオープンし、手ごろな価格設定の小さなホテルに参入。
1985年 : 創業者J.Willard マリオット, Sr. 亡くなる。
1987年 : 長期滞在用のレジデンス・インを買収。最初のフェアフィールド・インとマリオット・スイーツをオープンし、低料金のセグメントと競争の穏やかなセグメントに参入。
1990年 : 独立へのパスウェイ : ワークプログラムに対するマリオット福祉を設立。

1993年 : 10月15日に会社を二つに分割、マリオットインターナショナル(社長兼会長兼CEOマリオット・ジュニアのホテル運営管理サービス会社)と、ホストマリオット(会長は弟のリチャード・マリオットのほとんどの資産と負債を管理する会社)に分割。
1995年 : マリオットインターナショナルがリッツカールトンホテルの49%の株を買収。
1997年 : ルネサンスホテルグループを買収。タウンプレイス・スイーツ、フェアフィールド・スイーツ、及び、マリオット・エクゼクティブ・レジデンスのブランドを導入。

1998年 : 1,500番目のホテルをオープン ; 最高級品質のリッツカールトンホテルの98% を取得。 マリオットは創立時の事業であるフードサービス及び設備管理ビジネスを売却、Sodexho Alliance がこれを買収。
2002年 : 世界中で2,500番目のホテルをオープン(アリゾナのフェニックスで950室の JW Marriott Desert Ridge Resort & Spa が完成) 。北米の市場占有率が 8% に増加。

2005年 : マリオットは、ホイットブレッドの資産構成、少なくとも 8,000室、46フランチャイズのマリオットとルネサンスホテルを買収するために、 マリオットとホワイトバードが50:50のジョイント・ベンチャーを形成する取引を完了。マリオットはラマダインターナショナルホテルの売却を発表。

現在、マリオットインターナショナルは、米国、65の他の諸国及び領域で、ほぼ2,700の操業施設を持つ主要な世界的サービス会社です。 Marriott Lodgingが運営し、そして、フランチャイズするホテル・ブランドは以下の通り :
1. Marriott Hotels & Resorts  マリオット ホテル & リゾート
2. JW Marriott Hotels & Resorts  JW マリオット ホテル & リゾート
3. Renaissance Hotels & Resorts  ルネサンス ホテル & リゾート
4. Courtyard by Marriott  コートヤード バイ マリオット
5. Residence Inn by Marriott  レジデンスイン バイ マリオット
6. Fairfield Inn by Marriott  フェアフィールドイン バイ マリオット
7. Marriott Conference Centers マリオット カンファレンス センター
8. TownePlace Suites by Marriott  タウンプレイス スイーツ バイ マリオット
9. SpringHill Suites by Marriott  スプリングヒル スイーツ バイ マリオット
10. Marriott Vacation Club International  マリオット バケイションクラブ インタナショナル
11. Horizons by Marriott  ホリゾン バイ マリオット
12. The Ritz-Carlton Hotel Company, L.L.C.  リッツカールトンホテルカンパニー L.L.C 13. The Ritz-Carlton Club  リッツカールトンクラブ
14. Marriott ExecuStay  マリオット エグゼクスティ
15. Marriott Executive Apartments  マリオット エグゼクティブ アパートメント
16. Marriott Grand Residence Club  マリオット グランド レジデンス クラブ

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いかがでしたか。
英文のホームページmarriott.comの機械翻訳に少々手を加えました。
創業から75年とありますからホームページは2004年ころの記述です。

マリオットが、企業成長のためにホテル・サービス事業に集中し、不変の存在価値と企業文化を中心として、低価格帯から最高価格帯まで多角化と、ブランド・マネジメントを推進している様子がわかります。

1997年のマリオット・ジュニアの共著による、日本能率協会マネジメントセンター発行の「マリオット・ウエイ サービス12の真実」では、自ら手がけた事業の多角化について失敗から学んだことが多く語られていたのは意外なことでした。

サラリーマン社長ではなく、創業者二世のマリオット・ジュニアだからこそ、そのように語ることの出来るのだろうか。 あるいは、失敗に学んで企業が成長し続けていればこそ、失敗に学ぶことを語ることが出来るのだろうか、どちらもあるだろうな~などと、つい考えてしまいました。

それではまた。

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