BSE&食と感染症 つぶやきブログ

食品安全委員会などの傍聴&企業・学者・メディア他、の観察と危機管理を考えるブログ by Mariko

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【牛に鶏糞】鶏糞への肉骨粉混入率を30%程度とFDA要官見積(=年間30万トン?)

2005年10月16日 08時40分14秒 | アメリカ牛は安全か?
■【牛に鶏糞】鶏糞への肉骨粉混入率を30%程度とFDA要官が見積(=年間30万トンの肉骨粉が牛へ?)

牛への鶏糞ごみ飼料=poultry litter について、全国食健連が主催したBSE講演会のジョン・スタウバーさんの資料に以下の件がありましたので、転載させていただきます。

>毎年約100万トンの鶏の糞尿が牛に与えられている。鶏舎の床などから掃き集めるため、これに肉骨粉入りの飼料が混入している可能性は大きい。FDAのクロフォード長官代理は、肉骨粉の鶏糞への混入率を、30%程度と見積もっている。米国が肉骨粉全面禁止措置をとれない背景には、産業界の圧力がある。米農務省の資料によると、91年にAPHIS(農務省動植物検疫局)が、豚、猫、ミンク、シカその他の実験用動物について海綿状脳症伝染の可能性が高いことを指摘した。しかし同時に、肉骨粉の全面的禁止が家畜飼料、肉骨粉産業に与える打撃が大きすぎる点も指摘された。

(略)

>米国の畜産と酪農で牛に肉骨粉を与え始めたのは80年代初め。89年に生産された肉骨粉、血液粉、フェザーミールは約3600万トンであり、その34%がペットフード、34%が鶏の餌、20%が豚の餌、そして10%の360万トンが牛の餌となった。


年間100万トンの糞尿中の30%としたら、30万トンの肉骨粉を米国牛は食べているということになりますが。でも、これに、排泄物中の(鶏の体を通した)蛋白量の見積もりは含まれていないのかな?含んだらどの位になるでしょう?

情報いただきました。
http://pubs.acs.org/email/cen/html060205110931.html

Chemical and Engineering News
August 4,?2003
Volume 81, Number 31
CENEAR 81 31 pp. 22-24
ISSN 0009-2347

HUMAN HEALTH
GUARDING AGAINST MAD COW DISEASE

One diseased cow in Canada sparks calls for stronger regulations in the U.S.

BETTE HILEMAN, C&EN WASHINGTON>

"One of the most direct ways to get cattle-derived meat and bone meal into cattle is the practice of feeding them poultry litter. Meat and bone meal from rendered cattle is often added to poultry feed. Chickens spill a portion of their feed on the floors of the poultry sheds. As a result, poultry litter may consist of a mixture of excrement, spilled food (including meat and bone meal), dirt, and feathers. An estimated 1 million tons of this material is scraped from the floors of poultry sheds, pelletized at 140 °F (the temperature of a sauna), and fed to cattle every year. This temperature is not nearly high enough to degrade infectious prions.

"There is a possibility that chickens waste so much feed that the litter can contain up to 30% meat and bone meal," Crawford says. FDA is considering two ways of eliminating potential problems from the feeding of meat and bone meal to poultry, he says. One is to ban the feeding of chicken litter to cattle; the other, ban cattle-derived meat and bone meal from poultry feed.


■■異常プリオンは排泄される、との研究者の見解について(→鶏糞に関係)
いくつかネットに掲載されたものを集めてみました。

公開セミナー「BSEの正しい知識」
山内一也先生の質疑から
http://www.pref.mie.jp/NOTIKUSA/gyousei/BSE/PR/011209a.htm
>Q:異常プリオンを摂取した豚や鶏を人が食べてもいいのですか?  
>A: 必要なアミノ酸、たんぱく質は吸収されますがそれ以外は体内に残っていません。異常プリオンは排泄されます。体内で増えないので意味がありません。

品川森一先生のご発言より
http://www.s.affrc.go.jp/docs/animal/TSE_kentoukai/2kai/2.pdf
>「・・・要するに脳内接種というようなものは病原体の排泄がないというようなものである。そういうものであれば、これは何もP3でずっと飼う必要はないであろう。ただ、経口接種の場合は、これは口から入れてやったものが糞便に出てくるということがあるわけです。ですから、この糞便に出てくるようなものをP1,あるいはP2というようなところで飼育するのはまずいであろう・・・」

金子清俊先生の2001年9月頃のご見解
http://www.sasayama.or.jp/diary/kaneko.htm
>また、以下の2点はどなたも言及していないことですので、知っていただく必要があると思います。
>(1)我々を含めた動物には、体内に入った異常プリオンを、自然に排泄する機構が生来備わっていると考えられています。異常プリオンが体内にとどまる間に、異常プリオンがどんどん生成された場合にプリオン病を発症すると考えられますが、作る量よりも排出量が多ければ発症を防げるわけです。つまり、どんな少量でもいったん口にしたら蓄積されてしまって二度と体外へ排出されないと言うことではありません。ただし、正確にどの程度の異常プリオンがあれば、排出量を上回るのかはわかっていません。


■危険部位(SRM)由来の肉骨粉と牛脂が年間合計32万トン、死亡動物から25万トン生産されているという資料

※とくに牛脂と牛の血液は牛への直接給与も禁止されてません。
※11月13日補足:食品安全委員会の米国BSE評価計算は、抜け穴・欠陥だらけで紹介しましたが、EUの米国の評価だと「大気圧の下で(つまり加圧することなく)加工しているから、BSE感染性が工程に入れば、これを大きく減らすとは考えられない」とあるのですが、食品安全委員会の米国評価の答申案にある吉川座長の計算で「通常のレンダリングでは感染価は約1/100に減少する」としてあるんですよ?!はて、その目的は??(^^;国会でも問題を指摘されたのに訂正しないこの計算、国民を騙そうとしているとしか私には見えないんですが?!

<概略:原文を確認ください。>
2004年度のデータで、SRMを除けば、肉骨粉は16万1365トンの減少、動物油脂(tallow)も同じ位(16万1365トン)の減少、dead stock(動物の死骸。牛、豚、羊など)を除けば、12万8502トンの肉骨粉減少、動物油脂(tallow)も同じ位(12万8502トン)の減少、全部足すと、57万9779トンの減少となる。(合計45トンの差異あり) 

Certain unknown variables within the United States could change the production forecasts dramatically. Of specific concern is the Food and Drug Administration’s (FDA’s) publishing of an advance notice of proposed rulemaking (ANPR) on July 14, 2004. This ANPR, among other things, addresses the elimination of specified risk materials (SRMs) and dead stock from the feed chain. In an Informa Economics study completed in 2004, it was reported that the removal of SRMs from the feed chain would decrease final MBM production by approximately 161,365 metric tons and reduce tallow production by the same amount. The removal of dead stock from the feed chain could lower production of MBM by 128,502 metric tons and subsequently tallow by the same amount. Hence, if both SRMs and dead stock were removed, total rendered product production could fall by 579,779 metric tons. This is equal to approximately 37 percent of U.S. exports by volume (2004 data) and approximately eight percent of total rendered product production. The comment period for this notice ended on September 13, 2004; however, as of March 2005, no action by the FDA had been taken.

<資料元>
Market Report 2004 
April 2005 • Render
A roller coaster year and hope for the future. 
By Kent Swisher
Vice President, International Programs
National Renderers Association
http://www.rendermagazine.com/April2005/MarketReport2004.pdf
http://www.rendermagazine.com/ 

関連:
膿瘍を食肉に付着させたまま出荷?!羊の炎症乳腺に異常プリオン ”牛の炎症部位”は大丈夫?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/4ac06c179942ecb2e8e7de5314db13b0
2005年1月21日 プリオン調査委員会傍聴記 その1 「20ヶ月齢記載は削除しろ」と委員
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/231654948ea4804c86cc0fd488153063
危険部位→レンダリング(肉骨粉)→鶏飼料→鶏糞ごみ→牛の飼料・・・・?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/d5567f5d2c875bf17a999b32a29102f7
アメリカ牛は本当に安全か? その2 鶏糞に糖蜜をかけた飼料とは?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/462f08e8cc6a6919618c3b8acbedde00
BSE:国会で食安委の”科学根拠”に疑問続々 でも報道されず
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/26465737f0866b47c55ab28b7c393d2c
狂鹿病問題:鹿ハンターからヤコブ病26名発生 そして鹿肉骨粉や油脂・エキスの行方は?
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/fdabffcdc95ff6b4d78cad2bc71cd0a5
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80 コメント

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TBどうも (Tokira)
2005-11-02 11:05:25
TBどうもです。

BSEについてチョットかじり始めると

なんと気味の悪いことばかりで・・・。

ナニを喰っても、もう手遅れ・・・と言うような

恐ろしいところにハマリ込んでしまうのです。

「最初に北米産牛肉の輸入ありき・・・」という

我が国の政策?というか、ブッシュの言いなりである

小泉政権に気を付けろ!ということですか・・・。
TBありがとうございます。 (Ericの備忘録)
2005-11-02 22:51:56
牛に鶏の糞尿を与えているとは知りませんでした。栄養価が高いの?
T/Bありがとうございます (モグラ)
2005-11-03 09:13:09
なんかこの記事を見ていると、本当に米国産牛肉は安全なのか、不安になりますね…。
TBありがとうございます. (柚香)
2005-11-03 09:54:48
はたして大丈夫なのでしょうか?考えさせられました.今後ともよろしくお願いいたします.
TBありがとうございます (街のプーさん)
2005-11-03 11:13:41
BSEについてあまり知識もなく輸入再開のめどやった、とか思ってたのでこの記事見て初めて怖さを知りました。

これからも参考にさせてもらいます。
ありがとうございます (ヤスト)
2005-11-03 15:05:37
いつも拝見しています。



TBありがとうございます。

こうして意見を持ち実際に行動に移している方と比べ

私自身何もしていないので恥ずかしい限りではありますが、

せめて小さいながら声を上げていければ、と思っています。
コメントありがとうございました。 (jaga)
2005-11-03 19:15:39
コメント頂いてお邪魔しました。恐ろしいですね。

人間て悲しいかな、一時気を付けても意識が薄れたり、忘れたり、楽な方へ流れちゃうんですよね。

今回改めて大変な危険を教えて頂いて、肝に銘じさせられました。ありがとうございました。

和牛だって使ってるし (もく)
2005-11-03 19:41:03
和牛だって種牛は元々、欧米産。それに肉骨粉だって完全禁止で、違反に厳罰適用なわけじゃない。ウラで出回っているのを知ってるからあいこかも。(笑)
TBありがとうございます (コリオリ.F)
2005-11-03 20:45:12
記事を読んでおりますと、ますますアメリカ産の牛肉を食べる気がしなくなりますね。

アメリカ産牛肉輸入再開、反対です。
TBありがとうございました (hiro)
2005-11-04 00:31:18
すばらしい記事です!より多くの人にこのような事実を知ってもらうことは大事ですね。

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