
部屋からの朝日が上る前にパチリ。
今日の天気は最高です。気温も上がりそうです。
箱根は何度も来ているから今回は時期的に熱海梅園にいくことに決まり。
この暖かさなら期待が持てそうです。
楽しかった保養所を後に再び電車で梅園の最寄駅、来宮に向かいます。
梅園に行く道すがら熱海桜が私達を迎えてくれます。

河津桜と同じ種類なのでしょうね。場所が変わればネーミングもといったところでしょうか。
コートが邪魔なくらい暖かい日です。梅園までえんえんと上り坂が続きます。
平日なのに観光客があふれていました。季節の花を求めて思いは皆同じです。

入園して先ずこの巨木にびっくりさせられます。大くすのきといっていっていました。

次には見事なしだれ梅、ピンボケなのが残念です。

奥に進むと次から次へと梅の花に目を奪われます。

梅真っ盛りなのですがこんな風にホット目を休ませられる所を見つけました。

小高くなっている一画に澤田政廣記念美術館が建っていました。梅祭り期間中は入場無料ということ
なので軽い気持ちで入ってみました。ところが展示されている彫刻、木彫り、絵画どれをとっても
力強さを感じる作品ばかりに圧倒されました。撮影禁止なので庭においてある彫刻しか出せませんが
それは素晴らしいものでした。



手渡されたパンフレットを見たら文化勲章受賞、熱海市名誉市民、93歳で没するまで力強い作品を
創作し続けたとの説明にまたもびっくり大きな刺激と感動を貰ってきました。

この広大な梅園、1885年に山林(2町5反2.5ヘクタール)を開いて梅、松、桜、桃、楓、杉、柿、柳など三千本を
植えたのが始まりで平成19年にリニューアル工事をして梅やもみじが見やすくなり日本一早咲きの梅、日本一
遅い紅葉のキャッチフレーズを掲げて生まれ変わった(パンフレットによる)そうです。
見どころは沢山あるのですが次の行程を思いはしょりながらの鑑賞でした。梅見は充分堪能しました。
さて次はどちらに?
来の宮まで戻って熱海に向かっていくと糸川沿いに熱海桜の見所があるとの事。
そこで昼食、くだりだから何とか行けるねということで歩き始めましたが熱海の坂がこんなに
キツイとは思いもしませんでした。階段よりもこちらの方がかなり膝に来ます。
熱海海岸が見え隠れします。もう少しもう少し皆言葉があまり出なくなりました。
ようやく目的地糸川に着きました。

ここから川沿いに並木が続いています。

川は二級河川ですが川面に映る桜が町の人達を和ませているんですね。

桜は梅と違って華やかさがあります。膝の痛さを暫し忘れさせてくれました。

川に掛かる橋が各種のモニュメントになっていてそのまま海に続くという訳です。
さて、これで梅、桜鑑賞は終わりです。もう既に昼時は過ぎていてすっかりお腹も空いています。
熱海まで来たのだから活きの良い海鮮丼を食べようという事になって地元の方のお薦めの店に入ります。


店主曰く、うちは具は一切、養殖ものは使っていませんのとおり新鮮で美味しかった、
空腹もありますがそれを言ってはいけませんよね。
十分に休息をとって疲れが取れたところで帰路に向かいます。
工事中の熱海駅の側にあるお土産店が並ぶアーケードでお土産を買い求めます。
きっと近いうちには洒落た観光地向きの駅になるのでしょうね。
熱海の印象から言ったら逆に野暮ったさが残るほうが良いと思うけれど時代の流れは
致し方ないのでしょうね。

一泊二日の短い旅だったけれど梅、桜三昧の出来た内容の濃いものでした。
しばしば会うという事は出来ないけれど、会えば気兼ねなく楽しい会話の出来る仲間、
若く元気な頃を共に過ごしたその思いを大切にこれからも持ち続けたい改めて
そう、自分に言い聞かせました。
元気でまたね。