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谷垣総裁、毎日新聞に負けるな

2011年04月15日 07時44分49秒 | 時事放談: 国内編

分かったような分からないような、谷垣自民党総裁と毎日新聞の社説です。

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自民・谷垣総裁が首相に退陣要求 「国民にとって不幸」(朝日新聞) - goo ニュース

2011年4月14日(木)19:16

 自民党の谷垣禎一総裁は14日の記者会見で、菅直人首相について「自ら出処進退について判断する時期に来ている。これ以上この体制で行くことは国民にとって極めて不幸だ」と述べ、退陣を求めた。

 谷垣氏は震災や原発事故への対応について「後手後手に回る対応の遅さは、日本の国際的な信用の失墜を招いている」と酷評。統一地方選前半戦での民主党の敗北を「国民が菅政権に復興のかじ取りを委ねることはできないという意思を示した」と分析した。

 民主党の小沢一郎元代表が倒閣に動いていることについて、谷垣氏は「小沢氏の動向に関係なく、我々は是々非々の立場で臨む」と連携を否定。内閣不信任案や首相問責決議案の提出については「まずは首相自ら判断すべきだ。我々も思いを巡らせている」と述べるにとどめた。

社説:菅首相への批判 ただ「辞めろ」は無責任だ
毎日新聞 2011年4月14日 2時33分

 統一地方選前半戦での民主党敗北を受け、野党だけでなく民主党内からも菅直人首相の退陣を求める声が出てきた。強い余震が続き、東京電力福島第1原発の危機的な状況がなお続く中での退陣論だ。果たして政治がこんな状態でこの難局を乗り切れるだろうか。不安と不信を募らす国民は多いはずだ。

 まず、この非常時に退陣要求が出ること自体、菅首相の責任というべきだろう。震災前から予想されていたとはいえ、統一地方選での敗北は多くの国民が原発事故や大震災の被災者支援などに関し、政権の対応に不満を持っている表れである。

 ねじれ国会の下、首相がどう復旧・復興策を実現しようとしているのかも、なお明確ではない。一時、自民党の谷垣禎一総裁に入閣を持ちかけたが、拒否されるとその後はなしのつぶてだ。首相を支える民主党執行部も今度は与党の国民新党への気兼ねなのか、この時期およそ優先度は低いと思われる郵政改革法案を審議する特別委員会を12日設置した。自民党が反発するのは当然だ。

 既に指摘したように何より首相には「最終責任は自分が取る」という迫力が欠けている。「非常時だから野党は協力するのが当たり前だ」といった謙虚さに欠けた姿勢では、やはり与野党の協力体制はできない。

 ただし、だからといって今、首相退陣を求める意見にも到底、賛同はできない。谷垣氏は「菅首相は国民の厳しい声にどう応えるか、自ら判断すべきだ」という。自発的に辞任せよというわけだ。だが、菅首相が退陣し、どんな体制を作ればよいのか。具体的な言及はない。

 当面、衆院を解散して民意を問うことができないのは野党も承知のはずだ。では、首相さえ交代すれば連立を組んでもよいと考えているのか、あるいは「私が首相になる」と谷垣氏は考えているのか。このリーダーのもと、こんな体制にすれば原発対応も復興も進むという具体的な案もないまま、ただ「辞めろ」というのは無責任というものだ。

 民主党内では小沢一郎元代表が13日、菅首相を強く批判する書面を出し、小沢元代表を支持するグループから退陣論が出ているが、こちらも「首相交代した後、どうする」が見えない。

 仮に今、首相が交代すれば、国民のみならず、国際社会も「いよいよ日本は政治の統治能力を失った」と不安を募らすのではなかろうか。内向きな政局発想から今も抜け出せないことに驚くほどだ。

 被災地では多くの人々が余震におびえながら忍耐強く避難生活を続けている。首相も与野党議員も「党利党略」「個利個略」を捨て、総力体制を築くべきだと再度指摘したい。

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まずは、谷垣氏への疑問。

谷垣氏が菅氏に自発的辞任を求めているのは、おそらく不信任案可決という形になると、あの愚かな菅氏のことだから、被災地の事情も考えずに、解散総選挙を行うかもしれないと考えてのことかもしれません。ですが、いくら菅氏でも、解散総選挙をやるとは思えない状況。正々堂々と不信任案を国会に提出すべきでしょう。何をためらっているのでしょう。

次に、毎日新聞。

前半部で、徹底的に菅氏を批判しているのに、「だからといって今、首相退陣を求める意見にも到底、賛同はできない」と言う。その神経が分かりません。理由は、「仮に今、首相が交代すれば、国民のみならず、国際社会も「いよいよ日本は政治の統治能力を失った」と不安を募らすのではなかろうか」ということ。

何を言っているんだか。菅氏のもとですでに国民と国際社会の不安はピークに来ています。このまま菅氏が首相を続けたら、どうなるか。さらに、国民の絶望感と国際社会の不信感は募ることでしょう。この民主党シンパの左翼新聞の論調には、うんざりします。

とはいえ、国民が自民党の復興案を知りたいのは事実。そして、旧態依然の自民党であってもらっては、応援できないのも事実。毎日あたりから揶揄されないように、谷垣氏は早く自民党のマニフェストを明らかにして、不信任案を出すべきです。


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