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センター試験に、英語のリスニング・テストは不必要!

2006年01月22日 15時22分54秒 | 英語学習法
センター試験の英語にリスニング・テストが今年から実施されるようになりました。しかし、トラブル続出です。

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英語リスニング、28人増え453人が再テスト (読売新聞) - goo ニュース

2006年 1月22日 (日) 13:28

 大学入試センター試験の英語に導入されたリスニング(聞き取り)テストを巡るトラブルで、21日に再テストを受けた受験生は22日午前11時現在、全国301会場で453人に上ったことが大学入試センターのまとめで分かった。

 21日午後10時現在の調査に比べ28人増えている。

 センターによると、再テストの対象者は全体で461人。このうち8人以外は本試験後に再テストを受験した。最も多かったのは、「音声が途中で止まった」などICプレーヤーの不具合で366人。このほか「音が大きくなったり、小さくなったりする」と音の不安定性を訴えた受験生が52人、「音が片方しか聞こえない」などイヤホンのトラブルが19人だった。

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分野は違えど、英語教育の専門家の一人として私見を述べさせてもらいます。

第一に、センター試験にリスニング・テストが必要な理由が分かりません。大学は、実用的な学問ばかりでなく、基礎研究をする場所でもあります。理科系も含めたすべての国立大学受験生が英語のリスニング・テスト対策をしなければならない理由が分かりません。英語学科だとか英文科だとかが実施すればよいのです。

どうしてもリスニング能力を向上させたければ、大学に入ってからでも遅くはありませんし、第一、その必要性は個々人で決めさせればよいのです。それよりは、英語に関する基本的能力(語彙力、文法力、英文解釈力、英作文力など)を高めておくべきなのです。

第二に、ICプレーヤーを使う理由が分かりません。たとえば、年間60万人以上が受けるTOEIC。約40分の本格的リスニング・テストが教室に設置されたスピーカーを利用して行われています。場所によっては、教室の外からの雑音に悩まされる場合もあるものです。しかし、それで大きな問題が発生したということを聞いたことがありません。

というわけで、入試センターの方針にまったく賛同できないゴウ先生です。いたずらに受験生に負担を増やしているだけのような気がします。来年からの是正を願いたいところです。


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