囲碁の日本棋院に所属する棋士の平成30年賞金ランキングが1日発表され、井山裕太十段(29)が1億4696万円で8年連続1位になった。ただ棋聖、本因坊、王座、天元、十段を防衛したものの、碁聖と名人を失冠したため、七大タイトルを独占した前年の1億5981万円から約1300万円減となった。1億円突破は7年連続

 棋聖戦と王座戦に挑戦したほか、2つの棋戦で優勝した一力遼八段(21)が前年の約2倍となる5161万円で、前年と同じく2位に入った。10期ぶり名人復位の張栩(ちょうう)名人(39)が4151万円で3位に。女流名人を防衛したほか女流本因坊、女流立葵(たちあおい)杯を制した藤沢里菜女流名人(20)は前年より2つ順位を下げ6位だったが、2189万円で女流トップを守った。

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名人・碁聖を失っても、その他の棋戦で買っていたために、この減少幅ですんだのでしょう。腐っても、井山裕太五冠です。

8年連続賞金王もすごいですが、7年連続1億円プレーヤーというのも、画期的なこと。今年の囲碁界も、善かれ悪しかれ、井山五冠を中心に回りそうです。現在進行中の棋聖戦でも、第3局で五冠が勝って、2勝1敗とリードしたことでもありますし。