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コンフォートホテル、日本初、全店全室全面禁煙化に

2018年06月14日 05時26分00秒 | 離煙ニュース: 国内編

いいですねえ。こんなホテルが、どんどん増えてほしいものです。

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日本初!「コンフォートホテル」が全室禁煙化を実現  全56ホテル、8,990室すべてが禁煙に
Openers 2018.06.12 LOUNGE NEWS

 「コンフォートホテル」「コンフォートイン」「コンフォートスイーツ」を全国32都道府県で56ホテル、8990室展開している株式会社チョイスホテルズジャパンは、世界禁煙デーである5月31日に合わせて、清澄白河のコンフォートホテル内で全室禁煙化セレモニー開催した。当イベントでは取締役の大塚さやかさんが登壇し、タバコに見立てた巨大LEDキャンドルを吹き消すなどの演出を行い、ホテルの全室禁煙化を発表した。

今回の全室禁煙化は、50ホテル以上を展開しているホテルチェーンとしては日本初の取り組みだという。

全室禁煙化の背景

セレモニーでは、大塚さやか取締役が全室禁煙化に至った背景を述べた。
その背景には主に、3つの理由が存在した。

(1)北米のコンフォートブランドの全ホテルが禁煙に

 現在、国内において知名度を広げつつあるコンフォートホテルは、ホテル軒数世界第2位の「チョイスホテルズインターナショナル」が展開するブランドであり、米国発祥の大手ホテルチェーンとしては世界有数の規模を誇る。北米のコンフォートブランドのホテルは、すでに全室禁煙としており、その取り組みを日本国内でもチョイスホテルズジャパンが2016年から実施した。

(2)サードハンドスモーク

 昨今、タバコを消したあとの残留物から有害物質を吸引してしまう「サードハンドスモーク」が注目されている。喫煙者だけではなく、喫煙によって部屋の壁やカーペット・髪の毛・ベッドに染み付いたタバコの残留物を第三者が吸い込んでしまいこんでしまうことで体に悪影響を及ぼす可能性がある。

コンフォートホテルでは、今回の全室禁煙化に伴い、喫煙ルームの壁や天井、カーペット、エアコンの洗浄等を徹底的に実施した。このようなクリーニングにより、宿泊するお客様にクリーンな環境の提供と同時に当社のコンセプトである「Color your journey.旅に、実りを」の実現を目指す。

*「Color your journey.旅に、実りを」とは、コンフォートホテルのルーツであるフロリダのように優しい光に包まれ、思い思いの時をきままに過ごせる空間で、お客様の旅が、より実り多いものになるように、一人ひとりの時間を彩りあるものにしたいという願いが込められたものである。

(3)2020年に向けての訪日外国人の増加

 2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、訪日外国人の増加が見込まれ、ホテルの需要も高まると考えられる。そのようなお客様にご利用いただきやすいよう、チョイスホテルズジャパンでは全室禁煙化を2016年から進めてきた。現在、日本は先進国の中、圧倒的に分煙化の整備が整っていない状況にある。このままでは、2020年に多くの訪日外国人を迎え入れる中で、クリーンで快適な生活環境を提供できないことが懸念される。

 このような世の中の禁煙化の動きは、コンフォートホテルの全室禁煙化をきっかけに、ますます加速することが見込まれる。

~禁煙化の壁~

 ホテル側にとって、客室を禁煙とするか喫煙にするのかは非常に判断の難しい問題である。なぜなら、タバコの臭いは壁紙や空調機器に残るため、フロアごとに禁煙・喫煙を分ける必要があるからだ。また、今まで利用していた喫煙者のお客様が、禁煙化することによって一切利用しなくなってしまうのではないかという懸念も存在する。

 このような考えに対し、大塚取締役は「禁煙化によって、売上に大きな影響は出ていない喫煙者にとっても、自分が滞在する客室に関しては臭いのしないクリーンな環境を選んでくださる方も多くいらっしゃいます。全室禁煙化にすることで必ずしも喫煙者全員が離れていくわけではない。また、喫煙ブースもホテルによっては設けているため、ブース内での喫煙は可能である」と主張し、喫煙者にとっても最適な環境である考えを示した。

 さらに、今後は新たにファミリー層や非喫煙者の方、海外の方の新規利用も見込まれるため、今後の売上は増加にあると推測していると述べた。

 今年度中に同ホテルでは、34都道府県61ホテルへと拡張する予定だという。若者を中心に、世の中で「タバコ離れ」が進む中、同ホテルの今後のさらなる挑戦に期待したい。

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コンフォートホテル公式サイト:https://www.choice-hotels.jp/

全面禁煙化にすると、タバコによる火事や焼けこげを防げるうえに、ヤニで変色する壁紙その他の備品の交換も頻繁にすることがなくなり、ホテル側の経費も安くつきます。ゆえに、できることなら、全面禁煙化にしたいというのが、経済合理性の観点から見て、ホテル側の本音でしょう。

問題は、喫煙客が遠ざかることです。しかし、日本国民の8割以上がタバコを吸わなくなった現在、それにも支障なしというのがチョイスホテルズジャパンの見解であり、立派な発想だと評価します。

とにかく、タバコ臭い部屋はかないません。コンフォートホテルの標語である‟Breathe Easy”(楽に呼吸する)を可能にするホテルや飲食店がもっともっと増えることを望んでやみません。

 


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1 コメント

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Unknown (愛国者)
2018-06-14 07:03:40
欧米の路上喫煙の酷さや麻薬の乱用をどう思われますか。
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