トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

知多四国巡礼 No1

2020年03月08日 | データ
近隣のテニスコートはコロナ騒ぎでついにすべて・・・。
また利用している公共のアスレチックジムも・・・。
山もまだお気に入りの花が咲いていないので今しばらく花待ち。
そこで体力維持の為に、夕方ランニングを始めた。(一部インターバル速歩を組み合わせている)
 
そしてこの地方は知多四国八十八箇所と言う巡礼があり2巡目を始めた。
 
近くには六箇所の番所があり子供の頃は巡礼者から道を聞かれたことがあるし、またそのお寺は遊び場でもあった。
今は亡き私の母は町内の順番で近くの番所でお接待役を努めていた。
妻の母も毎年必ず巡礼をしており納経帳は真っ赤だった。
 
知多四国霊場
弘法大師(空海)は、東国巡錫の途中に知多半島に上陸し、その時、弘法大師は知多の風景があまりにも四国に似ていることに驚き、「西浦や 東浦あり 日間賀島 篠島かけて 四国なるらん」という歌を詠んだとされている。その後1809年(文化6年)に、妙楽寺住職亮山阿闍梨が弘法大師の夢告によって発願。三度四国に巡拝を重ね、岡戸半蔵・武田安兵衛の協力を得て、知多四国霊場を開創したとされる。
また知多四国霊場は、八十八ヶ所の番号札所、三ヶ所の開山所そして七ヶ所の番外札所の併せて九十八ヶ所の札所寺院で成り立っている。弘法大師空海への信仰で結び合い、各寺院は八宗十一派という宗派の違いを超えて結束している。
 
今回はなるべく順番に巡る事に。
(知多四国はどこから巡っても良い)
移動手段は車が基本で徒歩と組み合わせる。
 
持ち物は、納経帳、数珠、お経本、納め札、白衣、蝋燭、線香、納経料、お賽銭など
 
※巡礼の手順
・山門前で合掌し一礼
・手水舎でお清め
・本堂でお賽銭を納め、合掌礼拝、そして「御本尊真言」を唱える
・大師堂(弘法堂)で蝋燭、線香を奉納、お賽銭を納める。
・大師堂でおつとめ。
 懺悔文[さんげもん]、般若心経、光明真言、大師宝号、回向
・納め札を納める。(願い事が書かれている)
・納経帳の宝印(御朱印)をいただき御納経料を納める。
・場所により「お接待」がある。

■第1番 曹源寺(そうげんじ) 宗派:曹洞宗、 釈迦如来
山門に見せる第一番札所の風格。
1505年開創、当初は天台宗が曹洞宗に改められた。近郊で桶狭間の戦いがあり戦死者を「戦人塚」に祀った。
また、同寺は今川義元の位牌も守られている。

■第2番 極楽寺 宗派:浄土宗 、無量寿仏(阿弥陀如来)
千人の信者が願いを託した大師像。
1620年開創、梅干し、夏みかん、ねぎのお接待を受ける。

■第3番 普門寺(ふもんじ) 宗派:曹洞宗、 十一面観世音菩薩
老人の夢に現れた観音像。
壬申の乱の予兆でお告げがあり観音像を安置したお堂を建てたのが始まりと言う由来がある。

■第4番 延命寺(えんめいじ) 宗派:天台宗、延命地蔵菩薩
荘厳な楼門をふり仰いで境内へ。
鎌倉時代創建、当時は七堂伽藍を備えていたが応仁の乱で焼失。
ふくろう、唐辛子などの手作り品をお接待。

■第6番 常福寺(じょうふくじ) 宗派:曹洞宗、千手観世音菩薩
平家一門の供養を念じた景清ゆかりの地。
壇ノ浦の戦いで破れた侍大将「平景清」がこの地に逃れ、草庵を結んだことが常福寺の起こりである。

■第7番 極楽寺(ごくらくじ)宗派:曹洞宗、阿弥陀如来
「抱き地蔵」にこめる願い。
1430年開創、尾張と三河の境に位置するため戦国時代は武士の宿坊として使われていた。
地元では「抱き地蔵」が敬われている。

■第8番 傳宗院(でんそういん)宗派:曹洞宗、延命地蔵菩薩
女性の病いに霊験をあらわす「みょうほうさま」
1567年開山、またみょうほうさまが祀られている。

■第9番 明徳寺(みょうとくじ)宗派:浄土宗、阿弥陀如来
夫婦和合と金運を授かるなら秘仏「歓喜天」。
1391年創建、五葉松と相生松、蘇鉄など銘木がある。

■第10番 観音寺(かんのんじ)宗派:曹洞宗、聖観世音菩薩
路傍のお堂が集めた村人の信仰。
村人たちが畑仕事の行き帰りに手を合わせる辻堂が霊場となる。

■第11番 安徳寺(あんとくじ)宗派:曹洞宗、釈迦牟尼仏
藤江の里にひびく再興梵鐘の音。
1559年開創、第八世の和尚は能筆家として名高く大本山永平寺の鐘の銘を記している。
納経所にはプロ野球グッズが所狭しと並んでいる。

■第12番 福住寺(ふくじゅうじ)宗派:曹洞宗、無量寿如来
「有脇の昔話」が語る寺の伝説。
桶狭間の戦い前年にこの地の移し、砦の鎮護にしたのが開創と伝わる。
 
 

■第54番 海潮院(かいちょういん)宗派:曹洞宗、釈迦牟尼仏
潮風に導かれ海辺の札所へ。
もともと野間の大御堂寺塔頭の龍松院にあったが、廃仏毀釈で廃院になるが大師像をここに移転した。
海潮院

■番外年弘法 東光寺(とうこうじ)宗派:西山浄土宗、阿弥陀如来
弘法大師六十二年の生涯をうつす年弘法。
年弘法は大師誕生から入定までの六十二年間を、一年一体であらわしている。
 

10時過ぎから16時までかかり知多半島の北東方面を廻った。
本来この時期はバスでの巡礼も多く混み合うが、この御時世殆ど参拝者に合わなかった。
 
今回は個人的な願い事と共に「疫病退散」を祈願。
 
歴史の深いお寺だったり、花がきれいなお寺だったりゆっくり見ながら巡るのは楽しいものです。
それよりお賽銭用の小銭を貯めなければ。
2人×賽銭箱数なので沢山必要になる。
 
 


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