トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
高山植物や四季折々の花を愛で。
史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

南アルプス北部 仙丈ヶ岳

2023年08月26日 | データ
■2023.08.23 テントの夜は寒くはなく快適に寝れた、3時過ぎに起き出し軽く食事。
4時にヘッドライトを灯し歩き出す。
今日は仙丈ヶ岳へ登る。
トラバースが終り尾根道に出た辺りで少し明るくなる。
南側からガスが抜けてゆく。
樹林帯を抜けハイマツ帯に入りしばらく行くと。
登山道を塞ぐ輩が・・・・
私を気にせず羽を広げたり食事をしたりしている。
雷鳥「朝のルーチン中なのでちょっと待ってて」
私「ハイどうぞごゆっくり、写真だけ撮らしてね」
と会話が成立???
つがいの雷鳥なのか近くのハイマツの中で♂の雷鳥が食事中。左下の葉を食べていた。
羽は白い冬毛のまま。
色々なポーズをとってくれる。
脚に鑑札が付いている。
雷鳥のご夫婦が10分程で朝のルーチンを終えるとやっと通ることができた。
小仙丈ヶ岳への最後の登りを上がる。
南側からのガスが抜けてゆく。
ガスに濡れた花。
そしてピークを下ったコルに
またまた雷鳥さんがお出まし。
去年生まれたと謂われる若い雷鳥です。
鑑札は付けていない。
後ろから来た登山者に知らせ。暫し待って貰った。
仙丈ヶ岳での私の雷鳥遭遇率は60%。
積雪期の姿がお気に入り。
雪田の跡地に綿毛のチングルマ。
ダイモンジソウやイワウメの花期は終わっている。
標高も高くなりガスが切れる事が多くなった。
このシチュエーションでは、
ブロッケン現象ですね。一番外側のホワイトリングまで何重も輪が。
そして仙丈ヶ小屋が見えた。

砂礫に咲く花々。トウヤクリンドウが多い。
イワギキョウの紫も目立つ。
タカネナデシコはこの一株のみ。ミネウスユキソウ、イワベンケイ、タカネヒコダイ。
はい仙丈ヶ岳山頂。
目には見えない眺望も記憶の眺望で楽しむ。
そうここへは5回も来ています。
下山は仙丈小屋から藪沢を経て大滝の頭へ戻る周回です。今回はこのルート失敗でした。
花は少なく尾根にかかった雲から雨が振ります。雨具装備で高速下山モードへ。
尾根道は雨は降っていないようで誰も雨具は着ていなかった。

テント場に戻り撤収、大き目のザックで来ているのでパッキングも容易です。

臨時バスも出る可能性もあるので北沢峠のバス待合所で時間を潰す。
ここから広河原方面の通行止めは当分続きそうです。
昨夜作った昼食用のアルファ米赤飯🍙を食べながら感慨にふける。
北沢峠は既に8回来ている。
次は来るのかな?
13時発にバスに乗り仙流莊へ。
ここでお風呂に入り、サッパリする。

道の駅でお決まりのクロワッサンを20個買い求め、3時間掛からずに自宅に帰還。
はあ、楽しかった。

山から帰るとなんか優しくなれるようです。

さあそろそろ山が色づいてきそうだな。

■データ
合計時間:6時間57分(休憩1時間04分含む)
距離:9.2 km
累積標高差:1157m


2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
南アルプス・仙丈ヶ岳 (みさ々)
2023-08-26 12:08:21
クロさん、こんにちは。
想像しながら、記事を拝見していました。
そうそう~、と出来事、出会いが目に浮びます。
見事な「ブロッケン現象」ですね。持っています!
クロワッサンも懐かしいです、それに山から帰ると優しくなれるってホントですね。
自然ってセラピー効果があるのですね。
明日、手頃の山に行く予定です。
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Re.南アルプス・仙丈ヶ岳 (みさ々) (クロです。)
2023-08-26 18:23:00
みさ々様 こんにちは。
初夏に比べこの時期は花が少なくなりますが変わってゆく姿を見るのもおもしろかったです。
不安定な天候のなか出かけて見たものの雷鳥やブロッケン現象で楽しめました。
日常生活と異なり山登りはアプローチも含めて絶対的に人と会話することは少なくなり。
現状をじっくり見つめる事ができます。

特に自然の中でいるといつも優しくなって帰れます。

家族にはまたクロワッサンなどと言われますが美味しいものは何度でも買って帰ります。

家族への土産も登山の楽しみです。

明日の山歩き楽しんで下さい。

では。
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