■2020.11.04 紅葉登山の第3段は地元の鈴鹿山脈へ。標高の高い山が紅葉が遅れているので1,000m前後の鈴鹿も遅れると思いきや例年より色づきが早い。既に稜線は枯れ、紅葉は山腹から山麓へ標高を下げている。
今回は鈴鹿の釈迦ヶ岳(1,092m)。鈴鹿山脈のほぼ中央部に位置し自然林が多く残っている。過去に2度登っているが紅葉目的は今回が初めて。
5:20頃自宅を出る。今回の音楽は<竹内まりやの「Quiet Life」と「REQUEST」>を聴きながら。約2時間で朝明渓谷の駐車場着。
7:30 登山開始。登山口は楓系のみ一部紅葉、本格的な登山道になると色づきはまだ(右上)、標高800m近辺に紅葉前線がある。
晴天の予定が・・・
湿った空気が東近江から鈴鹿山脈に吹き上がるとき雲が発生、山脈の東側に少しの雨を降らせ四日市の上空では雲が消える。この地方特有の気象条件で天気予報では予想がつかないのか?
ドウダンツツジの真紅の色づきと山腹の紅葉が薄っすらと浮かび上がる。
風は強く気温が低い。ダウンを着込み、ビニーを被る。
ガラ場を過ぎ稜線に出る。
釈迦ヶ岳山頂。遅れて2グープが到着して賑やかになる。ここまでは登り一辺倒の割に足がよく動いた。
ここからしばし稜線(県界尾根)歩きで大きな標高差は少ない。
稜線部の紅葉は終わっている。たまに日が指す。
この山域はルートが多い。ハト峰方面へ。
猫岳。稜線では東近江側からの風で風速10m前後。
ハト峰、金山。
落ち葉の吹き溜まり。稜線では誰も会いません。
いや!、あなたは誰?
僕は「ハクビシン」の子供です。寒いので落ち葉に包まってます。
この秋に生まれた子供ですね。寒そうにしているので落ち葉をそっと。
ここは鈴鹿山脈の縦走路でもあります。
水晶岳。山頂に雨量計があり永源寺ダムの流入水量を予測しています。
青空が・・・
根ノ平峠(千草街道)から稜線を離れます。元亀元年(1570)五月十九日、織田信長が京都から千草街道を通り美濃の岐阜城へ帰城。その際、観音寺城の佐々木六角が密かに杉谷善住坊に殺害を指示し。街道沿いの隠れ岩から信長をねらい打ちしましたが、弾は狩衣の袖をかすめただけで、信長は無事岐阜城へ帰城した。
根の平峠から伊勢谷の右側一体が鈴鹿最大のブナ林があり、その密度は白神山地に匹敵するほどです。
今回は縁を素通りでしたが、次回はこの「ブナ清水」を目的地として来るのも良いですね。
13:14 登山口の駐車場にとうちゃこ。平日ですので空いていますね。
今日は寒く風の強い一日でした。それでも晩秋の山路をしっくりと歩くのは楽しかった。距離:11.1km、累積標高差:1085m、消費カロリー:2649kcalの割に全く疲れていないのは暑くなかったからか。
もう少し早いとドウダンツツジの真紅が綺麗だろう。
■コース
■コースタイム:行動時間:4時間48分+休憩時間55 分=合計時間:5時間44分
07:30朝明P→09:31釈迦ヶ岳→10:06猫岳→10:54羽鳥峰→11:23金山→11:40中峠→12:02水晶岳
13:14朝明P
栄養を採って養生が一番ですね。
よく山で野生の動物と遭遇します。今年は熊・日本カモシカ・野猿・ハクビシンに遭遇。
多分人が少ない時期や場所を選んでるからなのでしょう。
登山道脇の葉っぱの中にうずくまっていたので生きてるかなと背中を触ると反応がありました。感触は子猫の背中を触っているようでした。ハクビシンは食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属ですから、ネコの親戚ですね。
標高は800m付近なのでハクビシンの生息域になります。最初はアナグマかなと思いましたが鼻筋に白い筋があるのでハクビシンであることが分かりました。
今度は誰に会えるかな?
遠くまだ見ぬ山々ですが、想像できます。
吹き溜まりの近くにハクビシン?
なんだか良いこと、ちょっとしましたね(*^^*)
ハクビシンは山に生息しているのかしら・・・