トドクロちゃんと山登り

自然が好きで日本アルプスと近郊の山登り。
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史跡・歴史・ドライブがすきな自由人です。

熊野古道/伊勢路170km 二木島から浜街道へ 6日目

2020年06月26日 | データ

前回の熊野古道/伊勢路から2週間が過ぎた、最終は秋口にしようと考えたが、この梅雨時の晴れ間を利用して急遽出かける事にした。

今回の遠征で熊野速玉大社までを1泊2日で歩く。

■2020.06.23(火) 土曜から月曜日までの毎日テニスで疲れが残るなか自宅を深夜3時に出発。

熊野市駅前駐車場に6:15到着、熊野市駅を6:46の列車に乗り二木島駅(前回はここまで来ている)へ。

7:02二木島駅に到着。

集落の中から熊野古道が繋がっている。最初の階段の右奥に鯨の供養碑がある。

熊野市二木島町に所在する江戸時代前期の駒形の供養塔である。中央に「鯨三十三本供養塔」とある。この「三十三本」という数字について、熊野の民俗として、ブリ、マグロ等33本を得るごとに「万の祝」と称して餅投げなどする風習があり、これもそうした関連と考えられるほか、二木島に古くから浸透していた三十三観音に通じる数字かとも思われる。熊野灘沿岸は古式捕鯨が盛んな土地であり、数ある鯨碑の中でも最古のものである。

高台からは二木島湾が見える。

国道脇から二木島峠道・逢神坂道へ入る。木々の間から流れる風が心地よい。

標高は300m程度でも標高0からなのでこのような峠を幾度となく越して行きます。累積標高ではチョットした山登りより多いかもしれない。

逢神坂峠の「逢神」とは、伊勢と熊野の神が出逢う場所という意味で、かつては狼が出没したという説もあります。

峠を越すと新鹿湾が見えだします。新鹿(あたしか)は海の見える海岸沿いを歩きます。ここでチョットルートミスで海岸沿いを行き過ぎる。

ここでスマホのサポートを受け波田須の道の入口まで導いてもらう。

波田須は、不老不死の仙薬を求めて中国からやって来た徐福の上陸地と伝えられています。コースの大部分が民家の間を歩く。コースを少し外れ徐福の宮(右上、中左)へ。

徐福の伝承は各地にあるが特に波田須駅付近の徐福ノ宮がよく知られている。ここは彼が持参したと伝わるすり鉢をご神体としている。 また、同地からは秦代の貨幣である秦半両が出土しており、伝説と関連するのではとも言われている。

西丹後守屋敷跡の前の巨石に、仇討ちに来た夫婦を返り討ちにしてしまったことを自ら戒め、「勤愼忍」と刻んだ文字岩がある。(右下)

波田須を抜け大吹峠道へ。

入る口にある東屋で軽くクリームパンでカロリー補給。最近はコンビニのクリームパンにハマっている。一つが小さく食べやすいし美味しいですね。

今日は日差しが強く、大汗をかいている。水場では頻繁に身体を拭きスッキリするが切りがない。

この大吹峠道は熊野古道では珍しく竹林の中を歩く。

ここも同じで峠を超えると海が見える、このまま海に飛び込みたい衝動に駆られる。

大泊を抜けると松本峠。熊野古道/伊勢路の最後の峠です。(新宮ルート)

波田須の石畳は鎌倉時代の物ですが、ここの石畳は江戸や明治の物です。

峠には建ったその日に妖怪と間違えられて鉄砲傷を付けられた大きなお地蔵様があります。

そして峠から展望台(東屋)に向かいます。

東屋からの眺望です。

七里御浜(しちりみはま)熊野速玉大社のある新宮まで約25Kmも続く砂浜です。

熊野市から紀宝町に至る約22km続く日本で一番長い砂礫海岸「七里御浜」は、「世界遺産(浜街道)」「日本の渚百選」に選ばれた美しい海岸地域です。その昔、熊野詣でをする人々にとっては「浜街道」として、西国三十三所を目指す巡礼者が多く歩いたことから「巡礼道」とも呼ばれ、信仰の道としての役割を果たしていました。海岸には、熊野川を経てたどり着いた様々な種類の石を見ることができます。また、春から夏にかけてアカウミガメが上陸する地として知られています。

熊野古道でこの松本峠だけは晴天で歩きたかった。

絶景です。

熊野市内を行く。

今日はここまでの予定ですが、まだ13時まえですので先に進みます。

明日の天気がグレーですので。

熊野市から熊野古道は暫く、浜街道(海岸)を歩きます。

獅子岩。(浜からは獅子らしく見えない)

鬼ヶ城(上左)は後で行きます。

海の中を行きたい気分です。

海辺近くの方が歩きやすい。

花窟神社(花の窟神社)へ

日本書紀にある→

大きな岩(磐座ですね)・・もともと神社はなかった。

有馬町を抜け御浜町の神志山駅まで歩く。

列車はこの時間ないので15:04の三重交通バスで熊野市駅まで戻る。

熊野市駅前にあるみはま湯に入り生き返る。

そして車で鬼ヶ城へ(松本峠を通るとここは通らない)

鬼ヶ城は凝灰岩の大岸壁でできている。



この時期、平日は不在の花の窟神社で御朱印紙の代金を箱に入れると(チャリン)

偶然に宮司さんが見えて日付を書き加えて頂いた。

1月から準備し3月から歩き出しました。

それでも残すところ後一日です。

ここまでこられたのも熊野古道伊勢路図絵(令和の熊野詣)のおかげです、このガイド大変明快でよくできています。

また駐車場の車の助手席には「熊野古道を歩いてます」と書いた物を。


熊野古道伊勢路図絵(令和の熊野詣)

三重県内のドコモショップ無料配布してます。またダウンロードもできます。私はメールで問い合わせたら送ってくれました。

今日のP泊地は紀北町の「道の駅 ウミガメ公園

コンビニでP泊酒場の酒や肴を買い求め熱い夜を過ごす。

明日も早いぞ!!


大きな写真はこちらで。


2020.06 熊野古道 二木島から熊野市

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