![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/bc/b646fe02cc97dd4a3c5a5196e83bcd5f.jpg)
■プロローグ
・十数年前の家族旅行で長野県大町市山岳博物館見学で・・・
測量官柴崎芳太郎らが、明治40年剣岳に登頂した時山頂で見たものは錆びた『錫杖と剣』であった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/78/3da1ad29e8c1a4a438aeedf4a9c4f09b.jpg)
人跡未踏の山ではなかった。
→奈良時代末期に修験者が既に登頂していた
・そして上記をテーマにした新田次郎の小説『点の記』を読む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/f7/de3d8fc5bd0ff7f03b3282992021c7e7.jpg)
・今年6月に映画「点の記」を見る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/a0/d12bb85ad1517d8a15126e98ed17c71b.jpg)
→感動した。
やはり行かねばならぬ・・・・と言う事で剱岳に早月尾根から登頂する事にした。
■2009.09.05-06 剱岳 早月尾根
早月尾根は標高差が2200mで『標高差日本一』、そして剣岳一帯で柴崎が最初に立てた三角点が早月尾根にあり、室堂より静かである。だが剱岳は『岩と雪の殿堂』と呼ばれるように険しい山で滑落や落石に注意する必要がある・・・・・
AM4:00自宅を出発し休日1,000円を生かし伊勢湾岸-東海環状-東海北陸-北陸道と経由し立山ICで出る、そして上市町馬場島に8時頃着く、走行距離360Km。
馬場島のキャンプ場奥に早月尾根の登山口がある。
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山頂までこのような標高看板が設置されている。(これは全部を纏めてある)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ed/c1d73fe3dc801e7367d1ceefdaabbbdc.jpg)
早月尾根の最初は樹林帯である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/3c/b19bf893b8ddeba370a79276b3383552.jpg)
早月尾根の三角点。
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ようやく雲が取れ、小窓尾根が見え出してきた。
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早月小屋で早々テントを張る、今日は結局15張りになった。早月小屋は布団1枚で2名就寝の込みよう、元々小さい小屋である。
雲海の高さが調度早月小屋の標高と同じ位。
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小屋でビールと測量100年記念バッジを購入。
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雲海の上での夕焼け、映画『点の記』の夕焼けシーンには負ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/4c/a3abbe979b0da8ce4ac279b2a3991dcc.jpg)
夕日が小窓尾根に当たり赤く染まっている。
18時頃にはテントに入り、食事とする。
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本日のメニューは
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・カップ麺(カレー)
・じゃがりこのマッシュポテト
・サラミ
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これでカロリーは900Kcalはある。南ア縦走でアルファ米が飽きてきたのでシンプルにカップ麺と裏技のじゃがりこサラダのポテトとした。
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■2009.09.06 2日目 早月小屋 幕営地
4時半頃外を見るが星が煌いていた。
(デジイチと三脚ならもっと上手く撮れるが・・)
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新調したナンガシュラフの威力で快眠の朝を迎える、朝食を取りアタックザックで山頂を目指す。
コースタイムは山頂まで3時間半。歩き出した登山道から幕営地を写す。
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チングルマのワタスゲ
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ここからが岩の連続で濡れているとやばい。
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『カニのハサミ』と言われる場所。
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早月尾根は剣岳の北西尾根の為、朝は日が当たらず快適。ミスをしなければ問題ないルート。
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もうすぐ山頂、しかし別山尾根から多くの登山者が登って来るので人が多い、今まで静かな早月尾根からは想像できない。
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大日岳、薬師、黒部五郎、笠、三俣蓮華、槍、穂高、乗鞍、御嶽もちろん立山など殆ど眺望できる。
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一応山頂の祠前でワンショット
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三角点
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八ツ峰と後立山連連峰
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/e9/5ebb04f3cdc3e55030612e3ffd8c3ffc.jpg)
立山
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/80/0c2bf3d363710fb277555c7fb436e3ab.jpg)
便利なソフトシェル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/4f/c16ab5d6cc2a4895ca146b1e7c3fdbbb.jpg)
八ツ峰方面から山頂を見ると人が多い。
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この分岐を右に行けば早月尾根方面ですが、カニのヨコバイを降り、カニのタテバイで登り返そうとしましたがカニのヨコバイ取り付きが大渋滞の為、そのまま早月尾根を下山します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/cc/107fa5ce75ef41d06e1804e6dd08ac7a.jpg)
しかし長い尾根ですね、早月尾根は。
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下山時は日が当たります。
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暑い。
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上着を脱ぎます。
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早月小屋でゆっくりテントを撤収し下山準備をします。運が良く事にガスが出てきて涼しく下山できます。
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一気に下山し石碑に向かいます。『試練と憧れ』
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それと『剱岳の論』俺には語る資格があるかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/3c/43795fb37bcffbf38199dacb34faf50e.jpg)
登山口まで降りてきたら30名程の自然観察グループから拍手喝采を受け照れながら
その中を抜けて行った。
温泉は事前に調べておいた近くにある湯神子温泉に寄り疲れを癒しゆっくり湯につかり2時間ほど休憩室でまったりしていた。
ここからまだ350Kmの道のりを車で帰るため、鱒寿司のお握りやリポビタンD・BLACKコヒー・眠気覚ましのガム等を買い込んで立山ICから高速に入る。帰路もノンストップで自宅まで無事戻ってこれた。
今回の山行は去年から計画しており準備万全で臨めた。出発10日程度前から夜間ランニングをし足腰もまあまあの状態で迎えた、ところが山行3日前に『軽いぎっくり腰』で左側の腰を痛めた。ナイターテニスで様子を見るが何とかなりそうなので腰にサポーターを巻き剱岳を目指した。初日の早月小屋までは足に負担の掛からない登り方に徹し一定のペースで登ったせいか負担が残らないで小屋に着くことが出来た。
翌日は山頂アタックなので持ち物は軽くコースタイム3.5時間を2.5時間で山頂を踏んだ、岩場もあるが鎖等でサポートされているので慎重に行動すれば問題ない。やはりいつも思うがリーチが長い事と体が柔らかいことは非常に有利であると再認識をした。
次回は剱岳に来るときは仙人池からの剱岳を見てみたい。
■コースタイム
1日目(9/5):8:45馬場島→(4:55)→13:40早月小屋
2日目(9/6):5:19早月小屋→(2:32)→7:51/8:38剱岳→(1:37)→10:15/11:26早月小屋→(2:36)→14:02馬場島
■エピローグ
それから約2日間、大腿四頭筋の筋肉痛が続いている。今週の週末はテニス合宿だ
仲の良い幸せな感じが伝わりこちらも嬉しくなりました。
現在、富山市のLRT(ポートラム・セントラム)、立山の眺望や北アルプスへの登山・山岳観光等、おわら風の盆を紹介しておいでのサイト様で相互リンクしていただける方を募集しております。
一緒に、富山市の魅力を沢山の人に伝えていければと思っておりますので、
ぜひ、ご協力いただければ幸いです。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
よろしくお願いいたします。
応募ページ:http://www.visit-toyama.com/jp/entry.php?nid=95001
是非とも相互リンクをお願いできたら幸いです!
今後とも、よろしくお願いいたします。
http://www.visit-toyama.com/