田舎暮らしのすすめ===憧れの田舎暮らしに失敗しないノウハウ集==宇佐・国東半島の四季の写真も掲載します==

定年後は都会を離れて、自然に恵まれた田舎に移住し、ゆっくりとした時間を夫婦だけで過ごしたい夢を持っている人達へ送る応援歌

15.田舎暮らしの成功、失敗例の検証・・・これからが面白いヨ

2009年11月05日 21時30分41秒 | Weblog
    === 先行例に学ぶ、古きを尋ねて新しきを知る

インターネットや書籍などでは多くの事例が紹介されている。その中から参考になる事例を紙面が許す限り掲載してみたい。大切なことは自分の環境に近い事例を参考にして、自分なりの計画を成功に導いてほしいのである。
要は自分なりの老後の生活スタイルを自己責任で選択し、自分自身で確立していく。妻や周りの誰の責任でもなく「自分自身の選択」で老後をより有意義なものとして生きていくという覚悟が必要なのである。
だあれのせいでもありゃしない…全て自分で決めたこと、それぞれのパターンが違い、同じケースはない。参考にしながらいろいろと工夫しながら、成功させてください。そのプロセスを楽しむくらいの度胸と覚悟が必要であります。
ご意見や感想などを寄せてくれればメールにて返信いたします。

■事例Ⅰ.奥さまの同意が得られないまま実行

田舎暮らしの夢は、必ずしも妻と行動を共にしなければかなえられぬものでもない。神奈川県茅ヶ崎市から東京の大手広告代理店に勤めていたHさん(63歳)もそうだった。定年の五~六年前、田舎暮らしの夢を奥様(59)に語った。「私は田舎に行きたくない」と、にべもなく断られた。何度か話し合う中で、「私は行かないけど、あなたが行くのは構わない」との同意を得て林さんの作戦が始まった。その作戦を「JJP」と名づけた。「自由のための自立プロジェクト」が活動開始。
 これまで家庭のことは妻任せ。料理、洗濯、掃除すべてダメ。自由を獲得するには自立しなければならない。生活実用本を読んだり、料理のレシピをひそかに集めたりした。田舎暮らしのための資金計画も立てた。土地代一千万円、住宅建築費一千万円の計二千万円。その根拠は、定年後はヒマラヤトレッキングなどもしてみたかったので、そうした趣味や自己実現に、年間百万円、十年間で一千万円を自分へのご褒美として使うことを家族も許してくれるだろうと考えた。
この費用をすべて田舎暮らしに充てるのである。田舎で十年暮らして都会に戻るとすれば、建物を減価償却し土地の値下がりを考慮しても一千万円で売れるだろう。すると十年で一千万円の田舎暮らしになる。二十年に延びれば年間五十万円で済む。それに田舎の家は、子どもたちにとっては週末の家にもなる。今、H さんは山梨県小淵沢町で暮らしている。高原での生活費は月十万円。都会で暮らす妻の生活費もあり、それが限度となる。
時々、お互いに往来する生活だが、別々に暮らすことで、むしろ夫婦の接点ときずなが深まったことに最近気づいたという。料理は奥様にメールで教えを請う。逆に役所への申請や税金面などは聞いてくる。男が自立して生きようとすると、女と同じ目線に立って物ごとを考えるようになる。共通の土俵が新しくできたのである。家族の暮らすエリアを広げることでHさんは自己実現をしたのだ。

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1 コメント

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田舎暮らしとキリスト教 (長谷川 清)
2019-04-13 11:41:50
初めまして、長谷川と申します
60半ばの者です。
都会に住んでいて、定年後田舎暮らしを始める。
それは、本当に大変なことです。
ご夫妻で暮すとなればいつかはどちらから別れなければならない。一人になるということの辛さをわかっていないとできないと思います。今だけの生活を考えれば、自然に恵まれて素敵なことだと思いますが。
一番の苦労は人間関係でしょう。
その地域の人と交わるということは、
どれほど大変なことか、
ある一つの考えに縛られた人々と付き合うということの息苦しさ。
東京をはじめとする都会のほうがどれほど精神的に
楽に生きられることか。
自然を満喫するのは、年に数日地方で過ごすだけで
良いのではありませんか。
都会に暮らすということは、狭い空気が悪い。
など欠点もありますが、一年中催し物を始め
コンサート、美しい絵画、など地方にはできない。
価値の高い生活ができるのです。
私はそれで失敗しました。